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Word Automation Services のシナリオ

最終更新日: 2010年4月6日

適用対象: SharePoint Server 2010

Word Automation Services のシナリオ

Word Automation Services は、サーバー側ドキュメント変換にかかわる多くの異なるシナリオを扱えるよう設計されています。以下は、いくつかのシナリオの一覧です。

  • 毎月、ある製造会社では、データベースに保存された情報に基づいて多数の送り状を作成します。Office Open XML SDK と Word Automation Services の組み合わせを使用することにより、その企業は送り状を定型書式で生成するための自動プロセスを設定しています。自動プロセスは、SharePoint Server 2010 に保存されたドキュメント テンプレートを取得し、Microsoft Word ドキュメントを生成するためにデータベースのそれぞれのレコードをテンプレートに結合し、次に生成された一連のドキュメントを、PDF あるいは XPS ファイルなどの、定型書式のドキュメントに変換します。

    注意

    Office Open XML SDK の詳細については、「Open XML SDK 2.0 for Microsoft Office へようこそ (英語)」を参照してください。

  • ある設計企業では、プロジェクトのそれぞれ主要な参加者によるプロジェクト ドキュメントの承認を調整するためのワークフローを作成しました。参加者が特定のドキュメントをすべて承認したあとで、ワークフローはアーカイブのためにドキュメントのコピーを PDF/A 形式で自動的に生成し、法令遵守責任者に提出して、次にオリジナルの Word ドキュメントを削除します。

  • あるコンサルティング企業では、それぞれのプロジェクトのために作成するドキュメントを保存、取得、再利用するシステムをセットアップしようとしています。プロジェクトが完了する場合に、その企業はそれぞれのプロジェクト マネージャーが、集約化されたある Web ページを開いて、その Web ページの Microsoft Silverlight コントロールを使用し、そのドキュメントを定型書式にアーカイブすることを求めています。そこから、システムは、プロジェクト フォルダーにすべてのドキュメントを取得して、中央のアーカイブにそれらを保存します。

    注意

    Silverlight の詳細については、Microsoft Silverlight (英語) を参照してください。

関連項目

概念

Word Automation Services の概要