基本的な URI 構造およびパス
最終更新日: 2010年4月8日
適用対象: SharePoint Server 2010
ここでは、Excel Services の REST サービス用の URI 構造とパスを構築する方法について説明します。
基本 URL 構造とパス
Excel Services の REST API によってユーザーは、URL から直接ブックのリソース (グラフ、ピボットテーブル、テーブル、名前付き範囲など) にアクセスできます。Excel Services の各 REST URL は、3 つの部分で構成されています。次に、ブックのリソースにアクセスするための URL の基本構造を示します。
REST aspx ページ URI .aspx ページへのエントリ ポイント
ブックの場所 ブックのパス
リソースの場所 ブック内の要求したリソースのパス
次に、ブックの特定の要素に対する REST URL の構造を示します。
http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx/<DocumentLibrary>/<FileName>/<ResourceLocation>
次の例は、3 つの部分すべてを組み合わせた Excel Services の REST URL です。この例では、REST URL は、"SampleChart" という名前のグラフを含んでいる "sampleWorkbook.xlsx" という名前のブックにアクセスしています。
http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx/Docs/Documents/sampleWorkbook.xlsx/model/Charts('SampleChart')
ブックはドキュメント ライブラリに格納されています。ブックの完全なパスは、http://<ServerName>/Docs/Documents/sampleWorkbook.xlsx です。
REST URL の 3 つの部分は次のようになります。
REST aspx ページ URI: http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx
ブックの場所: /Docs/Documents/sampleWorkbook.xlsx
リソースの場所: /model/Ranges('nameOfTheNamedRange')
検出ユーザー インターフェイスを使用したアクセス
検出ユーザー インターフェイスを使用してグラフにアクセスすることもできます。次のスクリーン ショットに示す検出メカニズムを使用して、グラフ、テーブル、ピボットテーブル、範囲などのリソースにアクセスする方法については、「Excel Services REST API の検出」を参照してください。
マーカー パス
次に示しているのは、Excel Services の REST サービスの aspx ページです。
http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx
Excel Services の REST サービスにアクセスするには、URL を http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx で始める必要があります。
ブックの場所
ブックの場所は、アクセス対象のリソースを含んでいるブックへの相対パスです。たとえば、sampleWorkbook.xlsx という名前のブックがあり、信頼できる SharePoint ドキュメント ライブラリに保存されているとします。この例では、sampleWorkbook.xlsx の場所へのパスは次のようになります。
http://<ServerName>/Docs/Documents/sampleWorkbook.xlsx
ブックへの相対パス (Docs/Documents/sampleWorkbook.xlsx) を使用し、マーカー パスにそのパスを追加します。次に、マーカー パスとブックの場所が追加された URL を示します。
http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx
リソースの場所
リソースの場所は、ブック内の要求する要素へのパスです。たとえば、グラフを取得する場合、リソースの場所は、/model/Charts('Chart 1') のようになります。
URL を完全にするには、マーカー パスとブックへの相対パスにこれを追加します。次に完全な URL の例を示します。
http://<ServerName>/_vti_bin/ExcelRest.aspx/Docs/Documents/sampleWorkbook.xlsx/model/Charts('Chart 1')