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構成要素: パフォーマンス モニターと要求調整

最終更新日: 2010年2月2日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

この記事の内容
パフォーマンス モニターと要求調整のオブジェクト モデル
パフォーマンス モニターおよび要求調整の関連分野
パフォーマンス モニターおよび要求調整を使用する開発に関する詳細情報

Microsoft SharePoint Foundation には、Windows Server 2008 のパフォーマンス カウンターを監視し、そのカウンターからワーカー プロセスが全受信要求を処理できないビジー状態にあることが示された場合に HTTP 要求の処理量を調整する、拡張可能なシステムがあります。

パフォーマンス モニターと要求調整のオブジェクト モデル

このシステムの拡張に使用できるクラスとメンバーの大半は、Microsoft.SharePoint.Utilities 名前空間にあります。特に以下のクラスが重要です。

  • SPHttpThrottleSettings   この型のオブジェクトは、パフォーマンス モニターと HTTP 要求調整に関する管理設定項目と構成設定項目を提供します。Web アプリケーションごとに 1 つずつこのオブジェクトがあります。

  • SPSystemPerformanceCounterMonitor   この型のオブジェクトは、特定の Windows Server 2008 パフォーマンス カウンターの値を監視します。

  • SPBucketHealthScoreCalculator   特定のパフォーマンス値について、その値が分類されるバケットに基づいてスコアを計算する正常性スコア計算機能です。"バケット" とは、値を分類する部分範囲です。ワーカー プロセスの正常性はモニターの正常性スコアで判別され、これによって、どの時点でプロセスを調整モードにして一部の HTTP 要求のブロックを開始するかが制御されます。

  • SPRequestThrottleClassifier   HTTP 要求のクラスを定義し、対象となる要求の調整を、サーバーがビジー状態になったときに行うか、ビジー状態が 60 秒以上続いたときに行うか、まったく行わないかを指定するオブジェクトです。

登録されているモニターおよび要求分類子のコレクションは、SPWebApplication クラスの HttpThrottleSettings プロパティとして保持されます。

パフォーマンス モニターおよび要求調整の関連分野

[文書パーツ] 正常性ルール

パフォーマンス モニターおよび要求調整を使用する開発に関する詳細情報

パフォーマンス モニターおよび HTTP 要求調整の SharePoint Foundation システムを使用する開発の詳細については、SDK の「要求の調整」セクションを参照してください。