EdgeSync 同期を強制的に実行する方法

[アーティクル]
10/25/2013

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-06-18

ここでは、Exchange 管理シェルを使用して、Active Directory ディレクトリサービスからサブスクライブしたエッジトランスポートサーバーに対するデータの同期を直ちに開始する方法について説明します。エッジトランスポートサーバーの役割がインストールされているコンピュータを Microsoft Exchange Server 2007 組織にサブスクライブした後、Microsoft Exchange EdgeSync サービスによって Active Directory から、サブスクライブしたエッジトランスポートサーバー上の Active Directory アプリケーションモード (ADAM) インスタンスにデータがレプリケートされます。このデータは、Active Directory から ADAM に定期的に変更を同期することによって最新に保たれます。サーバーが起動すると、Microsoft Exchange EdgeSync サービスが開始して同期スケジュールを確立します。構成データと ADAM の同期は 1 時間に 1 回、受信者データと ADAM の同期は 4 時間に 1 回実行されます。同期間隔は変更できません。

Start-EdgeSynchronization コマンドレットを使用すると、直ちに強制的な同期を開始できます。強制的な同期は、エッジサブスクリプションを作成した直後に初期レプリケーションを開始するときや、Active Directory で構成や受信者を大幅に変更したときに実行する必要があります。Start-EdgeSynchronization コマンドレットは EdgeSync 同期スケジュールをリセットします。以降の同期間隔の時間は、このコマンドが開始された時刻に基づきます。

開始する前に

この手順はハブトランスポートサーバーから実行します。次の手順を実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

Exchange 組織管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

注 :
通常の同期の際にこの手順を実行しようとすると、エラーが発生します。

Exchange 2007 SP1 の新機能

Exchange 2007 の RTM (Release To Manufacturing) 版では、Start-EdgeSynchronization コマンドレットはハブトランスポートサーバー上のローカルで実行する必要があります。Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、Start-EdgeSynchronization コマンドレットには、オプションの Server パラメータが含まれています。Server パラメータを使用することによって、リモートコンピュータからタスクを開始する場合に、Start-EdgeSynchronization コマンドレットが実行されるハブトランスポートサーバーの ID を指定できます。

手順

Exchange 2007 RTM

ここでは、RTM 固有の Exchange 管理シェルの手順について説明します。

Exchange 2007 RTM で Exchange 管理シェルを使用して強制的に EdgeSync 同期を実行するには、次の操作を行います。

エッジトランスポートサーバーを購読する Active Directory サイト内に配置されているハブトランスポートサーバーで、次のコマンドを実行します。
```
Start-EdgeSynchronization
```

構文およびパラメータの詳細については、「Start-EdgeSynchronization (RTM)」を参照してください。

Exchange 2007 SP1

ここでは、SP1 固有の Exchange 管理シェルの手順について説明します。

Exchange 2007 SP1 で Exchange 管理シェルを使用して強制的に EdgeSync 同期を実行するには、次の操作を行います。

コマンドをリモートで実行する場合、エッジトランスポートサーバーを購読する Active Directory サイト内に配置されているハブトランスポートサーバーの ID を指定して、次のコマンドを実行します。
```
Start-EdgeSynchronization -Server <Hub Transport server name>
```

構文およびパラメータの詳細については、「Start-EdgeSynchronization」を参照してください。

詳細情報

詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。

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