Get-UMMailbox
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2007-07-20
Get-UMMailbox コマンドレットは、ユニファイド メッセージング (UM) が有効な受信者の UM のプロパティを表示します。
構文
Get-UMMailbox [-Identity <MailboxIdParameter>] [-Credential <PSCredential>] [-DomainController <Fqdn>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-OrganizationalUnit <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ReadFromDomainController <SwitchParameter>] [-ResultSize <Unlimited>] [-SortBy <String>]
Get-UMMailbox [-Credential <PSCredential>] [-DomainController <Fqdn>] [-Filter <String>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-OrganizationalUnit <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ReadFromDomainController <SwitchParameter>] [-ResultSize <Unlimited>] [-SortBy <String>]
Get-UMMailbox [-Anr <String>] [-Credential <PSCredential>] [-DomainController <Fqdn>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-OrganizationalUnit <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ReadFromDomainController <SwitchParameter>] [-ResultSize <Unlimited>] [-SortBy <String>]
解説
Get-UMMailbox コマンドレットは、単一の UM メールボックスの UM プロパティを取得します。また、UM が有効なメールボックスの一覧を取得することもできます。
Get-UMMailbox コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに Exchange 受信者管理者の役割が委任されている必要があります。
アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 種類 | 説明 |
---|---|---|---|
Anr |
省略可能 |
System.String |
このパラメータには、あいまいな名前を解決 (ANR) するための検索を実行する際に使用する文字列を指定します。部分的な文字列を指定して、その文字列に一致する属性を持つオブジェクトを検索することができます。検索される既定の属性は次のとおりです。
|
Credential |
省略可能 |
System.Management.Automation.PSCredential |
このパラメータには、Active Directory ディレクトリ サービスへのアクセスに使用するユーザー名およびパスワードを指定します。 |
DomainController |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Data.Fqdn |
このパラメータには、この構成の変更を Active Directory に書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名を指定します。 |
Filter |
省略可能 |
System.String |
このパラメータを使用すると、コマンドレットによって返される結果にフィルタを適用できます。 フィルタ可能なプロパティの詳細については、「-Filter パラメータのフィルタ可能なプロパティ」を参照してください。 |
Identity |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.MailboxIdParameter |
このパラメータには、ユニファイド メッセージングを有効にするユーザーを指定します。このパラメータの変数は以下のとおりです。
Instance パラメータを使用しない場合は、このパラメータが必要になります。 |
IgnoreDefaultScope |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
このパラメータには、Exchange 管理シェルの既定の受信者の範囲を無視し、フォレスト全体を範囲として使用するコマンドを指定します。これにより、コマンドは現在既定の範囲内にない Active Directory オブジェクトにアクセスできます。IgnoreDefaultScope パラメータを使用する場合、以下の制限事項が適用されます。
|
OrganizationalUnit |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.OrganizationalUnitIdParameter |
このパラメータには、組織単位 (OU) を指定します。結果を限定する場合に使用します。このパラメータを使用すると、指定したコンテナに存在するメールボックスのみが取得されます。OU またはドメイン名を使用できます。OU を使用する場合は、その OU の正規の名前を指定する必要があります。 |
ReadFromDomainController |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
このパラメータは、ユーザーのドメイン内にあるドメイン コントローラからユーザー情報を読み取るように指定します。フォレスト内のすべての受信者を含むように受信者の範囲を設定した場合に、このパラメータを使用しないと、グローバル カタログからユーザー情報が読み取られ、その情報は古い可能性があります。このパラメータを使用すると、情報の取得に複数回の読み取りが必要になる可能性があります。既定では、受信者の範囲は、Exchange サーバーをホストするドメインに設定されています。 |
ResultSize |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Data.Unlimited |
このパラメータを使用して、返される結果の最大件数を指定できます。最大件数を指定しない場合、コマンドレットはすべての結果を返します。 |
SortBy |
省略可能 |
System.String |
このパラメータには、結果の並べ替えに使用する属性を指定します。並べ替えることができるのは、一度に 1 つの属性のみです。次の属性で並べ替えることができます。
結果は昇順で並べ替えられます。 |
入力の種類
種類 | 説明 |
---|---|
|
|
戻り値の種類
種類 | 説明 |
---|---|
|
|
エラー
エラー | 説明 |
---|---|
|
|
例
最初のコード例は、Active Directory フォレスト内の UM が有効なメールボックスすべてを、書式化された一覧で表示します。
2 番目のコード例は、yanli@contoso.com の UM メールボックス プロパティを表示します。
Get-UMMailbox | format-list
Get-UMMailbox -Identity yanli@contoso.com
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。