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Set-User

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2011-01-12

Set-User コマンドレットを使用して、Active Directory ディレクトリ サービスのユーザー属性を変更します。

構文

set-User -Identity <UserIdParameter> [-AllowUMCallsFromNonUsers <None | SearchEnabled>] [-AssistantName <String>] [-City <String>] [-Company <String>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-CountryOrRegion <CountryInfo>] [-CreateDTMFMap <$true | $false>] [-Department <String>] [-DisplayName <String>] [-DomainController <Fqdn>] [-Fax <String>] [-FirstName <String>] [-HomePhone <String>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-Initials <String>] [-LastName <String>] [-Manager <UserContactIdParameter>] [-MobilePhone <String>] [-Name <String>] [-Notes <String>] [-Office <String>] [-OtherFax <MultiValuedProperty>] [-OtherHomePhone <MultiValuedProperty>] [-OtherTelephone <MultiValuedProperty>] [-Pager <String>] [-Phone <String>] [-PhoneticDisplayName <String>] [-PostalCode <String>] [-PostOfficeBox <MultiValuedProperty>] [-ResetPasswordOnNextLogon <$true | $false>] [-SamAccountName <String>] [-SimpleDisplayName <String>] [-StateOrProvince <String>] [-StreetAddress <String>] [-TelephoneAssistant <String>] [-Title <String>] [-UMDialPlan <UMDialPlanIdParameter>] [-UMDtmfMap <MultiValuedProperty>] [-UserPrincipalName <String>] [-UseRusServer <String>] [-WebPage <String>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]] [-WindowsEmailAddress <SmtpAddress>]

set-User [-AllowUMCallsFromNonUsers <None | SearchEnabled>] [-AssistantName <String>] [-City <String>] [-Company <String>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-CountryOrRegion <CountryInfo>] [-CreateDTMFMap <$true | $false>] [-Department <String>] [-DisplayName <String>] [-DomainController <Fqdn>] [-Fax <String>] [-FirstName <String>] [-HomePhone <String>] [-IgnoreDefaultScope <SwitchParameter>] [-Initials <String>] [-Instance <User>] [-LastName <String>] [-Manager <UserContactIdParameter>] [-MobilePhone <String>] [-Name <String>] [-Notes <String>] [-Office <String>] [-OtherFax <MultiValuedProperty>] [-OtherHomePhone <MultiValuedProperty>] [-OtherTelephone <MultiValuedProperty>] [-Pager <String>] [-Phone <String>] [-PhoneticDisplayName <String>] [-PostalCode <String>] [-PostOfficeBox <MultiValuedProperty>] [-ResetPasswordOnNextLogon <$true | $false>] [-SamAccountName <String>] [-SimpleDisplayName <String>] [-StateOrProvince <String>] [-StreetAddress <String>] [-TelephoneAssistant <String>] [-Title <String>] [-UMDialPlan <UMDialPlanIdParameter>] [-UMDtmfMap <MultiValuedProperty>] [-UserPrincipalName <String>] [-UseRusServer <String>] [-WebPage <String>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]] [-WindowsEmailAddress <SmtpAddress>]

解説

Set-User コマンドレットは、Active Directory 内の既存のユーザー属性を変更します。

Set-User コマンドレットを使用するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 受信者管理者の役割
  • 該当する Active Directory コンテナのアカウント オペレータの役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.UserIdParameter

Identity パラメータには、次のいずれかの値を指定します。

  • GUID
  • 識別名 (DN)
  • ドメイン\アカウント
  • ユーザー プリンシパル名 (UPN)
  • 従来の Exchange DN
  • SMTP (簡易メール転送プロトコル) アドレス
  • エイリアス

AllowUMCallsFromNonUsers

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.Recipient.AllowUMCallsFromNonUsersFlags

このパラメータには、ユーザーをディレクトリ検索の対象から除外するかどうかを指定します。

AssistantName

省略可能

System.String

AssistantName パラメータには、ユーザーの秘書の名前を指定します。

City

省略可能

System.String

City パラメータには、ユーザーの市区町村を指定します。

Company

省略可能

System.String

Company パラメータには、ユーザーの会社を指定します。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータで値を指定する必要はありません。

CountryOrRegion

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.CountryInfo

CountryOrRegion パラメータには、ユーザーの国または地域を指定します。

CreateDTMFMap

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーのデュアル トーン多重周波数 (DTMF) マップを作成することを指定します。

Department

省略可能

System.String

Department パラメータには、ユーザーの部署を指定します。

DisplayName

省略可能

System.String

DisplayName パラメータには、ユーザーの表示名を指定します。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

この構成の変更を Active Directory に書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

Fax

省略可能

System.String

Fax パラメータには、ユーザーの FAX 番号を指定します。

FirstName

省略可能

System.String

FirstName パラメータには、ユーザーの名を指定します。

HomePhone

省略可能

System.String

HomePhone パラメータには、ユーザーの自宅の電話番号を指定します。

IgnoreDefaultScope

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

IgnoreDefaultScope パラメータを指定すると、Exchange 管理シェルの受信者の範囲の既定の設定が無視され、範囲としてフォレスト全体が使用されます。これにより、現在既定の範囲にない Active Directory オブジェクトにアクセスすることができます。IgnoreDefaultScope パラメータを使用すると、次の制限が発生します。

  • DomainController パラメータは使用できません。このコマンドでは、適切なグローバル カタログ サーバーを自動的に使用します。
  • Identity パラメータの DN しか使用できません。エイリアスや GUID などの他の形式の ID は使用できません。

Initials

省略可能

System.String

Initials パラメータには、ユーザーのイニシャルを指定します。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.Management.User

Instance パラメータを使用すると、オブジェクト全体をコマンドに渡して処理することができます。オブジェクト全体をコマンドに渡す必要があるスクリプトで主に使用されます。

LastName

省略可能

System.String

LastName パラメータには、ユーザーの姓を指定します。

Manager

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.UserContactIdParameter

Manager パラメータには、ユーザーの上司を指定します。

MobilePhone

省略可能

System.String

MobilePhone パラメータには、ユーザーの通常のモバイル機器の番号を指定します。

Name

省略可能

System.String

Name パラメータには、ユーザーの共通名を指定します。

Notes

省略可能

System.String

Notes パラメータには、ユーザーに関する追加情報を指定します。

Office

省略可能

System.String

Office パラメータには、ユーザーの事務所名または番号を指定します。

OtherFax

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

OtherFax パラメータには、ユーザーの代替 FAX 番号を指定します。

OtherHomePhone

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

OtherHomePhone パラメータには、ユーザーの自宅の代替電話番号を指定します。

OtherTelephone

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

OtherTelephone パラメータには、ユーザーの代替電話番号を指定します。

Pager

省略可能

System.String

Pager パラメータには、ユーザーのポケットベル番号を指定します。

Phone

省略可能

System.String

Phone パラメータには、ユーザーの勤務先の電話番号を指定します。

PhoneticDisplayName

省略可能

System.String

PhoneticDisplayName パラメータには、DisplayName パラメータのフリガナを指定します。

このパラメータ値の長さは最大で 255 文字です。PhoneticDisplayName パラメータと音声認識の詳細については、「自動音声認識のディレクトリ参照について」を参照してください。

PostalCode

省略可能

System.String

PostalCode パラメータには、ユーザーの郵便番号を指定します。

PostOfficeBox

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

PostOfficeBox パラメータには、ユーザーの私書箱の番号を指定します。

ResetPasswordOnNextLogon

省略可能

System.Boolean

ResetPasswordOnNextLogon パラメータには、Password パラメータに指定されたパスワードを次回ユーザーがログオンするときに再設定する必要があるかどうかを指定します。既定値は $true です。

SamAccountName

省略可能

System.String

SamAccountName パラメータには、Microsoft Windows NT 4.0、Windows 98、Windows 95、LAN Manager など、古いバージョンのオペレーティング システムを実行しているクライアントとサーバーをサポートするために使用するログオン名を指定します。この属性は 20 文字未満にする必要があります。

SimpleDisplayName

省略可能

System.String

SimpleDisplayName パラメータは、使用できる文字が限定されている場合にオブジェクトの代替説明を表示するために使用されます。使用できる文字は、以下の文字に限定されています。

abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789\"()+,-./:?

StateOrProvince

省略可能

System.String

StateOrProvince パラメータには、ユーザーの都道府県を指定します。

StreetAddress

省略可能

System.String

StreetAddress パラメータには、ユーザーの住所を指定します。

TelephoneAssistant

省略可能

System.String

TelephoneAssistant パラメータには、ユーザーのアシスタントの電話番号を指定します。

Title

省略可能

System.String

Title パラメータには、ユーザーの役職を指定します。

UMDialPlan

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.UMDialPlanIdParameter

このパラメータには、ダイヤル プランのディレクトリ オブジェクト ID を指定します。

UMDtmfMap

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、UM が有効なユーザーのユーザー定義 DTMF マップを作成するかどうかを指定します。

UserPrincipalName

省略可能

System.String

UserPrincipalName パラメータには、ユーザーのユーザー プリンシパル名 (UPN) を指定します。

UseRusServer

省略可能

System.String

note注 :
このパラメータは Exchange 2007 SP2 でのみ使用できます。

UseRusServer パラメータを指定すると、このコマンドで、アドレス一覧サービスを実行している指定のメールボックス サーバーを使用してメールボックスと Active Directory ユーザー属性が取得され、それらが設定されるようになります。

アドレス一覧サービスは、Exchange システム アテンダント サービスのコンポーネントです。アドレス一覧サービスは、Active Directory において Exchange 固有の属性値を作成および管理します。アドレス一覧サービスを使用すると、アドレス一覧メンバシップや電子メール アドレスなどの特定の情報を使用して、ドメイン内の受信者オブジェクトを更新できます。

WebPage

省略可能

System.String

WebPage パラメータには、ユーザーの Web ページを指定します。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータで値を指定する必要はありません。

WindowsEmailAddress

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.SmtpAddress

WindowsEmailAddress パラメータには、受信者の電子メール アドレスを指定します。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

  

 

例外

例外 説明

  

 

説明

次の例は、Set-User コマンドを使用して、ユーザー Ted Bremer の表示名を設定します。

コード

Set-User -Identity Contoso\Ted -DisplayName "Ted Bremer" 

説明

次の例は、Set-User コマンドを使用して、-manager 値を削除します。そのためには、次のように $null を指定する必要があります。

コード

Set-User -Identity Contoso\Ted -manager $null 

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。