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Exchange 管理コンソールの新しい管理機能

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-05-03

強化された新しい Microsoft 管理コンソール (MMC) 3.0 は、Exchange 管理コンソールなどの MMC 3.0 インフラストラクチャを利用するために作成されたスナップイン用の豊富な機能をサポートします。Microsoft Exchange Server 2007 の 2 つの新しい管理インターフェイスの 1 つである Exchange 管理コンソールは、MMC 3.0 に基づき、Exchange 2007 のインストールと管理を行うために必要です。Exchange 2007 のもう一方の管理インターフェイスである Exchange 管理シェルの詳細については、「Exchange 管理シェルの新しい管理機能」を参照してください。

ここでは、MMC 3.0 とその機能について説明します。図 1 は、MMC 3.0 の設計を示しています。

MMC 3.0 スクリーン ショット

前提条件

MMC を Version 3.0 に更新するには、コンピュータに Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) がインストールされている必要があります。また、同じコンピュータに Microsoft .NET Framework の Version 2.0.50727 をインストールしている必要があります。.NET Framework 2.0.50727 は、MMC 3.0 用に設計および作成された、管理フレームワーク スナップインを実行するために必要です。.NET Framework をダウンロードする方法については、Microsoft .NET Framework 開発者センターのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

note注 :
MMC 2.0 以前のバージョン用に設計されたスナップインのみを使用する場合は, .NET Framework 2.0.50727 をインストールする必要はありません。
note注 :
MMC 3.0 は、Windows Server 2003 オペレーティング システムの 2 番目のリリースである Windows Server 2003 R2 および Microsoft Windows Vista に含まれています。

Windows Server 2003 および Windows XP を MMC 3.0 に更新する方法の詳細については、Windows Server 2003 および Windows XP 用の MMC 3.0 更新プログラムの入手についてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

MMC 3.0 の新機能

次に、MMC 3.0 の機能強化について説明し、MMC 3.0 スナップインについての情報を紹介します。

操作ウィンドウ

操作ウィンドウは、スナップイン コンソールの右側にあります。このペインには、コンソール ツリーまたは結果ウィンドウで現在選択されている項目に基づいて、ユーザーが利用できる操作が一覧表示されます。操作ウィンドウを表示または非表示するには、ツール バーの [Show/Hide Action Pane] をクリックします。

新しい [Add or Remove Snap-ins] ダイアログ ボックス

新しい [Add or Remove Snap-ins] ダイアログ ボックスを使用すると、スナップインの追加、整理、および削除が容易になります。利用可能な拡張機能や、後でインストールするスナップインを自動的に有効にするかどうかを指定できます。スナップインは、コンソール ツリーで再配置することによって整理できます。

エラー処理の強化

MMC 3.0 は、MMC が失敗する原因となるスナップインのエラーをユーザーに通知し、これらのエラーに対応するためのオプションを提供します。

MMC 3.0 スナップイン

スナップインは、コンソールの基本コンポーネントです。スナップインはコンソール内でのみ使用でき、コンソールから独立して実行することはできません。

関連付けられたスナップインを持つコンポーネントをインストールすると、そのコンピュータでコンソールを作成したすべての人がそのスナップインを利用できます (ユーザー ポリシーによって制限されていない場合)。

スナップインとスナップイン拡張

MMC 3.0 では、スタンドアロン スナップインとスナップイン拡張という 2 種類のスナップインをサポートしています。スタンドアロン スナップイン (通常、スナップインと呼ばれます) は、最初に別の項目を追加しなくてもコンソールに追加できます。スナップイン拡張 (通常、拡張と呼ばれます) は、既にコンソール ツリーにあるスナップインまたは別のスナップイン拡張に追加されます。あるスナップインの拡張が有効な場合は、コンピュータ、プリンタ、モデム、または他のデバイスなど、スナップインによって制御されるオブジェクトに対して動作します。

スナップインまたは拡張をコンソールに追加すると、コンソール ツリーの新しい項目として表示できます。また、既にコンソールにインストールされているスナップインに、ショートカット メニュー項目、追加のツール バー、追加のプロパティ ページ、またはウィザードを追加できます。

コンソールへのスナップインの追加

1 つまたは複数のスナップイン、および他の項目をコンソールに追加できます。また、同じコンソールに特定のスナップインの複数のインスタンスを追加して、別のコンピュータを管理したり、破損したコンソールを修復したりすることができます。スナップインの新しいインスタンスをコンソールに追加するたびに、そのスナップインを構成するまで、スナップインの変数は既定値に設定されます。たとえば、リモート コンピュータを管理する特定のスナップインを構成した後に、そのスナップインの 2 番目のインスタンスを追加すると、2 番目のインスタンスはリモート コンピュータを管理するように自動的には構成されません。

通常は、使用中のコンピュータにインストールされているスナップインだけを追加して、新しいコンソールを作成できます。ただし、コンピュータがドメインのメンバである場合は、MMC 3.0 を使用して、ローカルにはインストールされていないが、Active Directory ディレクトリ サービスで利用できるスナップインをダウンロードすることができます。

詳細情報

Exchange 管理シェルの詳細については、「Exchange 管理シェルの新しい管理機能」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。