受信者禁止一覧に受信者を追加する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-07-31
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、受信者フィルタ用の受信者禁止一覧に受信者を追加する方法について説明します。組織内の最大で 100 人の特定受信者に対する受信メッセージをブロックするように、受信者のフィルタを構成できます。受信者禁止一覧に登録されている受信者が受信メッセージに含まれている場合、エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータは、"550 5.1.1 User unknown" という SMTP (簡易メール転送プロトコル) セッション エラーを送信側サーバーに送信します。
重要 : |
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受信者禁止一覧は、ローカル エッジ トランスポート サーバー上の受信者情報キャッシュから読み込まれます。受信者情報キャッシュは 4 時間おきに更新されます。したがって、受信者禁止一覧に受信者を追加しても、受信者情報キャッシュが更新されるまでには最大で 4 時間かかります。受信者禁止一覧に受信者を追加した直後に受信者情報キャッシュを更新するには、受信者のフィルタを実行しているエッジ トランスポート サーバーで Microsoft Exchange Transport サービスを再開します。 |
開始する前に
エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで以下の手順を実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。
また、これらの手順を実行する前に、次のことを確認してください。
- 「スパム対策およびウイルス対策向けの機能」を参照して、組織に対して効率的に連携して機能するように、すべてのスパム対策エージェントを構成する一般的な方法を理解している。
- 「受信者のフィルタ」を読み終えている。
手順
Exchange 管理コンソールを使用して、受信者禁止一覧に受信者を追加するには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールで、[エッジ トランスポート] をクリックします。
作業ウィンドウで、[スパム対策] タブをクリックし、[受信者のフィルタ] をクリックします。
操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックし、[受信者のフィルタのプロパティ] ページの [ブロックする受信者] タブをクリックします。
組織内に存在しない受信者、または送信者の認証を必要とする受信者に対するメッセージを自動的にブロックするには、[受信者一覧にない受信者宛てのメッセージをブロックする] チェック ボックスをオンにします。
送信者の認証を要求する方法の詳細については、「メールボックスにスパム対策機能を構成する方法」を参照してください。
受信者のブロックを有効にするには、[次の受信者をブロックする] チェック ボックスをオンにします。
テキスト ボックスに受信者の SMTP アドレスを入力し、[追加] をクリックして、受信者禁止一覧に受信者を追加します。
変更を保存してダイアログ ボックスを閉じるには、[OK] をクリックします。ダイアログ ボックスを閉じずに変更を保存するには、[適用] をクリックします。
Exchange 管理シェルを使用して、受信者禁止一覧に受信者を追加するには、次の操作を行います。
受信者のブロックを有効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-RecipientFilterConfig -BlockListEnabled $true
受信者禁止一覧に受信者を追加するには、以下のコマンドを実行します。
Set-RecipientFilterConfig -BlockedRecipients <SMTPAddress>
たとえば、recipient1@contoso.com を受信者禁止一覧に追加するには、以下のコマンドを実行します。
Set-RecipientFilterConfig -BlockedRecipients recipient1@contoso.com
注 : 各 SMTP アドレスをコンマで区切ることで、複数の受信者を追加できます。たとえば、「recipient1@contoso.com, recipient2@contoso.com」とします。BlockedRecipients パラメータには複数の値を指定できます。BlockedRecipients パラメータに値を渡すと、既存の値が新しい値に置き換えられます。複数値プロパティの値を追加または削除する方法の詳細については、「複数値プロパティの変更」を参照してください。 組織に存在しない受信者に対するメッセージをブロックするには、以下のコマンドを実行します。
Set-RecipientFilterConfig -RecipientValidationEnabled $true
構文およびパラメータの詳細については、「Set-RecipientFilterConfig」を参照してください。
詳細情報
受信者フィルタを構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。