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ユニファイド メッセージング サーバーがサポートされている IP/VoIP ゲートウェイに接続する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-07-14

ネットワーク上に IP ゲートウェイまたは IP 構内交換機 (PBX) を構成した後、ユニファイド メッセージング (UM) サーバーが IP ゲートウェイまたは IP PBX と通信できるように、Active Directory ディレクトリ サービスと、ユニファイド メッセージング サーバーの役割がインストールされているコンピュータを構成する必要があります。ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージング サーバーをネットワーク上のサポートされている IP ゲートウェイまたは IP PBX に接続するために実行する必要のある手順について説明します。

IP ゲートウェイおよび IP PBX

Exchange 組織内の Exchange 2007 ユニファイド メッセージング サーバーと通信できるように、ネットワーク上の IP ゲートウェイおよび IP PBX を構成する必要があります。また、Exchange 2007 ユニファイド メッセージング サーバーも、IP ゲートウェイおよび IP PBX と通信できるように構成する必要があります。Exchange 2007 ユニファイド メッセージングは、さまざまな IP ゲートウェイ ベンダや他の IP PBX ベンダをサポートしています。各 IP ゲートウェイは、さまざまなサード パーティ製 PBX システムに接続するように設計されています。IP ゲートウェイを構成する方法の詳細については、「ユニファイド メッセージング サーバーと共に使用するために IP/VoIP ゲートウェイまたは IP/PBX を構成する方法」を参照してください。

IP ゲートウェイまたは IP PBX のユニファイド メッセージング サーバーへの接続

  1. ユニファイド メッセージング サーバーの役割をインストールします。ユニファイド メッセージング サーバーの役割を、メールボックスおよびハブ トランスポート サーバーの役割がインストールされているサーバーとは別の Exchange 2007 サーバーにインストールする場合は、Setup.exe を使用します。別のコンピュータにユニファイド メッセージング サーバーの役割をインストールする方法の詳細については、「Exchange Server 2007 セットアップを使用してカスタム インストールを実行する方法」を参照してください。ユニファイド メッセージング サーバーの役割を、現在メールボックスおよびハブ トランスポート サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 コンピュータにインストールしている場合は、[プログラムの追加と削除] または Setup.COM のいずれかを使用できます。既存の Exchange 2007 コンピュータにユニファイド メッセージング サーバーの役割をインストールする方法の詳細については、「Exchange のインストールを変更する方法」を参照してください。

  2. UM IP ゲートウェイを作成して構成します。UM IP ゲートウェイを管理する方法の詳細については、「ユニファイド メッセージング IP ゲートウェイの管理」を参照してください。
    UM IP ゲートウェイを作成する場合は、IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用するように、UM IP ゲートウェイ オブジェクトを構成できます。FQDN を使用する場合、IP アドレスについてホスト名を正しく解決できるように、IP に対して DNS ホスト レコードを正しく構成したことを確認する必要があります。
    ユニファイド メッセージング サーバーは、信頼できるセッション開始プロトコル (SIP) のピアとして一覧表示されている IP ゲートウェイまたは IP PBX のみと通信します。場合によっては、2 つの IP ゲートウェイが同じ IP アドレスを使用するように構成されていると、ID 1175 のイベントがログに出力されます。ユニファイド メッセージングでは、権限のない要求を防ぐために、クライアント アクセスの役割がインストールされているサーバー上にあるユニファイド メッセージング Web サービス仮想ディレクトリの内部 URL を取得し、その URL を使用して、信頼された SIP ピアの FQDN の一覧を作成します。2 つの FQDN が同じ IP アドレスに解決された場合、このイベントがログに出力されます。

    note注 :
    完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用するように IP ゲートウェイを構成しており、Microsoft Exchange ユニファイド メッセージング (UM) サービスを開始した後に IP ゲートウェイの DNS レコードを変更した場合は、ユニファイド メッセージング サービスを再起動する必要があります。サービスを再起動しないと、UM サーバーは IP ゲートウェイを検出できません。これは、UM サーバーはすべての IP ゲートウェイに対するキャッシュをメモリに保持しており、DNS の解決は、サービスが再起動されたとき、または IP ゲートウェイの構成が変更されたときにのみ実行されるためです。

    IP ゲートウェイをインストールした後は、IP ゲートウェイを表す UM IP ゲートウェイを作成する必要があります。UM IP ゲートウェイ オブジェクトを作成した後、UM IP ゲートウェイに関連付けられているユニファイド メッセージング サーバーでは、IP ゲートウェイの応答を保証するため、SIP OPTIONS 要求が IP ゲートウェイに送信されます。IP ゲートウェイがユニファイド メッセージング サーバーからの SIP OPTIONS 要求に応答しない場合、ユニファイド メッセージング サーバーは要求が失敗したことを示す、ID 1088 のイベントをログ出力します。この問題を解決するには、IP が使用可能でオンラインであり、ユニファイド メッセージングの構成が正しいことを確認してください。

  3. UM IP ゲートウェイの作成方法によっては、新しい UM ハント グループも作成する必要があります。UM ハント グループを管理する方法の詳細については、「ユニファイド メッセージング ハント グループの管理」を参照してください。

note注 :
UM サーバーを IP ゲートウェイまたは IP PBX に接続したら、さらに、ユーザーのユニファイド メッセージングを有効にする必要があります。

詳細情報

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。