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外部コネクタの構成を変更する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-11-26

ここでは、Exchange 管理シェルを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 の既存の外部コネクタを変更する方法について説明します。

外部コネクタは、ハブ トランスポート サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 コンピュータにのみインストールできます。外部コネクタは、ドロップ ディレクトリを使用して、主要なトランスポート メカニズムとして SMTP (簡易メール転送プロトコル) を使用しないローカル メッセージング サーバーにメッセージを送信します。

開始する前に

次の手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

note注 :
Exchange 管理コンソールを使用して外部コネクタの構成を変更することはできません。外部コネクタの構成を変更するには、Exchange 管理シェルを使用する必要があります。Exchange 管理シェルを使用する方法の詳細については、「Exchange 管理シェルの使用」を参照してください。

Exchange 管理シェルを使用した既存の外部コネクタの変更

Set-ForeignConnector コマンドレットを使用すると、既存外部コネクタの変更可能なすべての設定を変更することができます。Identity パラメータには、変更を加える外部コネクタを指定します。Identity パラメータには、GUID または外部コネクタの名前を指定できます。

Set-ForeignConnector コマンドレットを使用して指定した値は、送信コネクタに構成されている既存の値を置き換えます。複数値のパラメータで既存の値を保持するには、Set-SendConnector コマンドレットを実行するときに、既存の値と追加する新しい値を指定する必要があります。

次の手順のコマンドは、Exchange 管理シェルを使用して、"Contoso.com Foreign Connector" という名前の既存外部コネクタの設定に以下の変更を加える方法の例です。

  • コネクタで許容される最大メッセージ サイズを 50 MB に変更します。
  • Contoso.com という名前の SMTP ドメインに新しいアドレス スペースを追加し、アドレス スペースのコストを 5 に設定します。既存の X.400 アドレス スペース o=MySite;p=MyOrg;a=contoso;c=us を保持します。このアドレス スペースは既にコネクタで構成されており、アドレス スペースのコストは 1 に設定されています。

Exchange 管理シェルを使用して "Contoso.com Foreign Connector" という名前の既存の外部コネクタを変更するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Set-ForeignConnector "Contoso.com Foreign Connector" -AddressSpaces "X400:o=MySite;p=MyOrg;a=contoso;c=us;1","contoso.com;5" -MaxMessageSize 50MB
    

外部コネクタの ID を取得する方法の詳細については、「外部コネクタの構成を表示する方法」を参照してください。

構文および構成情報の詳細については、「Set-ForeignConnector」を参照してください。

詳細情報

詳細については、「外部コネクタ」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。