Test-ExchangeSearch
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2009-05-05
検索が現時点で有効になっていて新しい電子メール メッセージに対するインデックス処理が適切なタイミングで行われていることをテストするには、Test-ExchangeSearch コマンドレットを使用します。
構文
Test-ExchangeSearch [-Identity <MailboxIdParameter>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-IndexingTimeout <Int32>] [-MonitoringContext <$true | $false>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
Test-ExchangeSearch [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-IndexingTimeout <Int32>] [-MonitoringContext <$true | $false>] [-Server <ServerIdParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
Test-ExchangeSearch [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-IndexingTimeout <Int32>] [-MonitoringContext <$true | $false>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
解説
Test-ExchangeSearch コマンドレットは、Microsoft Exchange の検索だけが検出できるメッセージと添付ファイルを生成します。Identity パラメータでメールボックスを指定しなければ、システム アテンダント メールボックスにメッセージが格納されます。このコマンドは、メッセージにインデックスが付けられるのを待ってからメッセージ コンテンツを検索します。このコマンドは、メッセージのコンテンツが見つかった場合に成功を報告します。IndexingTimeout パラメータに設定した時間を経過してもコンテンツが見つからない場合、このコマンドは失敗を報告します。
Test-ExchangeSearch コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。
- Exchange 受信者管理者の役割
- Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカル Administrators グループ
アクセス許可、役割の委任、および Exchange Server 2007 の管理に必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 種類 | 説明 |
---|---|---|---|
DomainController |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Data.Fqdn |
Active Directory ディレクトリ サービスからデータを取得するドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。 |
Identity |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.MailboxIdParameter |
Identity パラメータには、検索処理のテスト対象の受信者を指定します。このパラメータを指定しなかった場合は、システム アテンダント メールボックスが使用されます。 |
IndexingTimeout |
省略可能 |
System.Int32 |
IndexingTimeout パラメータには、テストしなければならないメールボックスに新しい電子メール メッセージが追加されてから、検索結果として返されるまでの間に待機するべき最大時間を指定します。既定値は |
MonitoringContext |
省略可能 |
System.Boolean |
MonitoringContext パラメータには、Microsoft Operations Manager 用に書き出す対象の XML 出力ファイルを指定します。 |
Server |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ServerIdParameter |
Server パラメータには、検索処理のテスト対象の受信者の Exchange サーバーを指定します。 |
Confirm |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータで値を指定する必要はありません。 |
WhatIf |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータで値を指定する必要はありません。 |
入力の種類
戻り値の種類
エラー
エラー | 説明 |
---|---|
例外
例外 | 説明 |
---|---|
例
この例では、John@contoso.com というユーザーについて検索が有効かどうかをテストしています。
Test-ExchangeSearch -Identity john@contoso.com
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。