Set-JournalRule
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2009-04-09
Microsoft Exchange Server 2007 ハブ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで既存のジャーナル ルールを変更するには、Set-JournalRule コマンドレットを使用します。
構文
Set-JournalRule -Identity <RuleIdParameter> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-JournalEmailAddress <RecipientIdParameter>] [-Name <String>] [-Recipient <Nullable>] [-Scope <Internal | External | Global>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
Set-JournalRule [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-Instance <JournalRuleObject>] [-JournalEmailAddress <RecipientIdParameter>] [-Name <String>] [-Recipient <Nullable>] [-Scope <Internal | External | Global>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
解説
Set-JournalRule コマンドレットは、ジャーナリング エージェントが使用する既存のジャーナル ルールを変更します。
Set-JournalRule コマンドレットを実行するには、以下を委任されたアカウントを使用する必要があります。
- Exchange 組織管理者の役割
アクセス許可、役割の委任、および Exchange 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
パラメータ
パラメータ | 必須 | 種類 | 説明 |
---|---|---|---|
Identity |
必須 |
Microsoft.Exchange.MessagingPolicies.Rules.Tasks.RuleIdParameter |
このパラメータは、変更するルールの GUID または名前を指定するために使用します。 |
Confirm |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータで値を指定する必要はありません。 |
DomainController |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Data.Fqdn |
この構成の変更を Active Directory ディレクトリ サービスに書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。 |
Instance |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.MessagingPolicies.Journaling.JournalRuleObject |
このパラメータは、コマンドで処理するオブジェクト全体を渡すために使用します。オブジェクト全体をコマンドに渡す必要があるスクリプトで主に使用されます。 |
JournalEmailAddress |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.RecipientIdParameter |
このパラメータを使用して、ジャーナル レポートの送信先として受信者オブジェクトを指定します。ジャーナル レポートは、メールボックス、連絡先、メール ユーザー、または配布グループに送信できます。ただし、パブリック フォルダを JournalEmailAddress として使用しないでください。これは、サポートされているオプションではありません。 |
Name |
省略可能 |
System.String |
このパラメータを使用して、ジャーナル ルールの名前を変更します。ルールの名前は、64 文字まで入力できます。 |
Recipient |
省略可能 |
System.Nullable |
このパラメータを使用して、ジャーナルの対象となるメールボックス、連絡先、または配布グループの SMTP アドレスを指定します。配布グループを指定すると、その配布グループのすべての受信者がジャーナルの対象になります。受信者が送受信するすべてのメッセージがジャーナルの対象となります。 |
Scope |
省略可能 |
Microsoft.Exchange.MessagingPolicies.Journaling.JournalRuleScope |
このパラメータを使用して、ジャーナル ルールを適用する電子メール メッセージを指定します。このパラメータに有効な値は以下のとおりです。
|
WhatIf |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータで値を指定する必要はありません。 |
入力の種類
戻り値の種類
エラー
エラー | 説明 |
---|---|
|
例外
例外 | 説明 |
---|---|
|
例
次の例は、既存のジャーナル ルールによって送信されるジャーナル レポートに対するジャーナル電子メール アドレスを変更する方法を示しています。
Set-JournalRule "Brokerage Communications" -JournalEmailAddress "Archive Mailbox"
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。