トランスポート ルールを有効または無効にする方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-01-15
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 を実行しハブ トランスポート サーバーの役割またはエッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで、既存のトランスポート ルールを有効または無効にする方法について説明します。
トランスポート ルールの詳細については、「トランスポート ルールの概要」を参照してください。
開始する前に
以下の手順を実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。
- Exchange 組織管理者の役割
エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで以下の手順を実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。
アクセス許可、役割の委任、および Exchange 2007 の管理に必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
.gif "important") 重要 : |
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| ハブ トランスポート サーバーとの間で送受信される電子メール メッセージにトランスポート ルールを適用するには、事前にトランスポート ルール エージェントを有効にしておく必要があります。エッジ トランスポート サーバーとの間で送受信されるメッセージにトランスポート ルールを適用するには、事前にエッジ ルール エージェントを有効にしておく必要があります。ハブ トランスポート サーバーの役割、およびエッジ トランスポート サーバーの役割において、それぞれトランスポート ルール エージェントおよびエッジ ルール エージェントが実行されているかどうかを確認するには、それぞれのサーバーで Get-TransportAgent コマンドレットを実行します。 Get-TransportAgent コマンドレットの詳細については、「Get-TransportAgent」を参照してください。 ハブ トランスポート サーバーでトランスポート ルール エージェントが有効になっていない場合にこれを有効にするには、そのハブ トランスポート サーバー上で次のコマンドを実行します。 Enable-TransportAgent -Identity "Transport Rule agent"エッジ トランスポート サーバーでエッジ ルール エージェントが有効になっていない場合にこれを有効にするには、そのエッジ トランスポート サーバー上で次のコマンドを実行します。 Enable-TransportAgent -Identity "Edge Rule agent"Enable-TransportAgent コマンドレットの詳細については、「Enable-TransportAgent」を参照してください。 |
.gif "note") 注 : |
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| ハブ トランスポート サーバーでトランスポート ルールを有効または無効にすると、このトランスポート ルールの変更は Exchange 2007 組織全体のすべてのハブ トランスポート サーバーにレプリケートされます。エッジ トランスポート サーバーでトランスポート ルールを有効または無効にする場合は、このトランスポート ルールの変更は、ローカルのエッジ トランスポート サーバーのみに影響します。 |
Exchange 管理コンソールを使用したトランスポート ルールの有効化または無効化
以下の手順は、ハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーの Exchange 管理コンソールでトランスポート ルール ウィザードを開き、トランスポート ルールを有効または無効にする方法を示しています。
Exchange 管理コンソールを使用してハブ トランスポート サーバーでトランスポート ルールを有効または無効にするには、次の操作を行います。
トランスポート ルールを有効または無効にするハブ トランスポート サーバーで Exchange 管理コンソールを開きます。
コンソール ツリーで [組織の構成] をクリックし、[ハブ トランスポート] をクリックします。
結果ウィンドウで、[トランスポート ルール] タブをクリックします。
有効または無効にするトランスポート ルールを右クリックします。トランスポート ルールが有効ではない場合は、[ルールを有効にする] をクリックしてルールを有効にします。トランスポート ルールが有効である場合は、[ルールを無効にする] をクリックしてルールを無効にします。
Exchange 管理コンソールを使用してエッジ トランスポート サーバーでトランスポート ルールを有効または無効にするには、次の操作を行います。
トランスポート ルールを有効または無効にするエッジ トランスポート サーバーで Exchange 管理コンソールを開きます。
コンソール ツリーで、[エッジ トランスポート] をクリックします。
結果ウィンドウで、[トランスポート ルール] タブをクリックします。
有効または無効にするトランスポート ルールを右クリックします。トランスポート ルールが有効ではない場合は、[ルールを有効にする] をクリックしてルールを有効にします。トランスポート ルールが有効である場合は、[ルールを無効にする] をクリックしてルールを無効にします。
Exchange 管理シェルを使用したトランスポート ルールの有効化または無効化
Exchange 管理シェルでトランスポート ルールを有効にするには、Enable-TransportRule コマンドレットを使用し、トランスポート ルールを無効にするには、Disable-TransportRule コマンドレットを使用します。次の構文を使用して、有効または無効にするトランスポート ルールの ID を指定します。
- トランスポート ルールを有効にする
Enable-TransportRule <Identity> - トランスポート ルールを無効にする
Disable-TransportRule <Identity>
ハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーでトランスポート ルールを表示する方法の詳細については、「トランスポート ルールを表示する方法」を参照してください。
Exchange 管理シェルを使用して既存のトランスポート ルールを有効にするには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Enable-TransportRule "Sample Transport Rule"
Exchange 管理シェルを使用して既存のトランスポート ルールを無効にするには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Disable-TransportRule "Sample Transport Rule"
詳細情報
各コマンドレットの構文およびパラメータの詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。