オフライン アドレス帳仮想ディレクトリ設定を変更する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-02-27
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、オフライン アドレス帳 (OAB) 仮想ディレクトリの設定を変更する方法について説明します。OAB 仮想ディレクトリは、OAB の Web ベースの配布方法で使用される配布ポイントです。既定では、Microsoft Exchange Server 2007 がインストールされると、インターネット インフォメーション サービス (IIS) の既定の Web サイトに OAB という名前の新しい仮想ディレクトリが作成されます。その後、組織のニーズを満たすように OAB 配布ポイントの設定を変更できます。
開始する前に
次の手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。
- Exchange 組織管理者の役割
Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Exchange 管理コンソールを使用して OAB 仮想ディレクトリの設定を変更するには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールを起動します。
コンソール ツリーで、[サーバーの構成] を展開し、[クライアント アクセス] をクリックします。
作業ウィンドウの [オフライン アドレス帳の配布] タブで、目的の配布ポイントをクリックします。
操作ウィンドウで、OAB の名前の下にある [プロパティ] をクリックします。
[<OAB の名前> のプロパティ] の [全般] タブで変更できるのは、ポーリング間隔のみです。[ポーリング間隔 (分)] ボックスに、この配布ポイントで更新された OAB ファイルをチェックする頻度を入力します。間隔が 0 の場合は、ポーリングが行われないことを意味します。既定は 8 時間 (480 分) です。
[URL] タブでは、以下の設定を変更できます。
- [内部 URL] このボックスには、企業ネットワーク内のユーザーが OAB の更新をダウンロードする際に使用できる URL を入力します。
- [外部 URL] このボックスには、ユーザーがインターネットから OAB の更新をダウンロードする際に使用できる URL を入力します。
注 : 既定では Web ベースの配布が有効になっており、これ以上の構成は必要ありませんが、OAB 配布ポイントの SSL (Secure Sockets Layer) を有効にすることをお勧めします。詳細については、「オフライン アドレス帳の配布に対して SSL を要求する方法」を参照してください。
[OK] をクリックして、[<OAB の名前> のプロパティ] を閉じます。
Exchange 管理シェルを使用して OAB 仮想ディレクトリの設定を変更するには、次の操作を行います。
内部 URL、外部 URL、および配布ポイントで更新された OAB をチェックする間隔 (分単位) を変更するには、次のコマンドを実行します。
Set-OABVirtualDirectory -Identity "OAB (Default Web Site)" -PollInterval 120 -InternalURL "http://contoso/oab" -ExternalURL "https://www.contoso.com/OAB"
構文およびパラメータの詳細については、「Set-OABVirtualDirectory」を参照してください。
詳細情報
OAB の詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。