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ユニファイド メッセージングを使用して診断ログを有効にする方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2008-01-18

ここでは、Exchange 管理シェルまたはレジストリ編集ツールを使用して、ユニファイド メッセージング サーバーの役割がインストールされた Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているコンピュータで診断ログを有効にする方法について説明します。既定では、診断ログはユニファイド メッセージング サーバーで有効ですが、最低レベルに設定されています。ただし、ユニファイド メッセージング サーバーで問題のトラブルシューティングを実行している場合は、診断ログ レベルを高くして問題の原因を発見しやすくしなければならない可能性があります。

イベント ビューアは、コンピュータ上のプログラム、セキュリティ、およびシステム イベントに関するログを保持します。これらのログには、ユニファイド メッセージング サーバーで発生したエラーやイベントが含まれます。イベント ビューアを使用すると、イベント ログを表示および管理し、ハードウェアやソフトウェアの問題に関する情報を収集し、ユニファイド メッセージングのエラーやイベントを監視できます。イベント ビューアは Microsoft Windows オペレーティング システムのツールであり、Microsoft Exchange のツールではありませんが、ユニファイド メッセージングの問題のトラブルシューティングに役立ちます。ユニファイド メッセージングのエラーおよびイベントの詳細については、「ユニファイド メッセージングのエラーおよびイベントのリファレンス」を参照してください。イベント ビューアの詳細については、「イベント ビューアの確認」を参照してください。

note注 :
レジストリに対して誤った編集を行うと、重大な問題が発生する可能性があり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。 誤ったレジストリ編集に起因する問題は、解決できない場合もあります。 レジストリを編集する前に、重要なデータをバックアップしてください。

開始する前に

これらの手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

レジストリ エディタを使用して、ユニファイド メッセージング サーバー上で診断ログを有効にするには、次の操作を行います。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「regedit.exe」と入力し、[OK] をクリックします。

  2. レジストリ エディタを使用して、次のレジストリ キーを見つけます。HKeyLocalMachine\System\CurrentControlSet\services\MSExchange Unified Messaging\Diagnostics

  3. 詳細ウィンドウで、適切なレジストリ値をダブルクリックし、次の値を使用して適切なログ レベルを設定します。

ログ出力レベル

上級

7

5

3

1

最低

0

Exchange 管理シェルを使用してユニファイド メッセージング サーバー上で診断ログを有効にするには、次の操作を行います。

  • UMCore DWORD 値の診断ログを有効にするには、次のコマンドを実行します。

    Set-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging\UMCore" -level <Lowest | Low | Medium | High | Expert>
    
  • UMWorkerProcess DWORD 値の診断ログを有効にするには、次のコマンドを実行します。

    Set-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging\UMWorkerProcess" -level <Lowest | Low | Medium | High | Expert>
    
  • UMManagement DWORD 値の診断ログを有効にするには、次のコマンドを実行します。

    Set-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging\UMManagement" -level <Lowest | Low | Medium | High | Expert>
    
  • UMService DWORD 値の診断ログを有効にするには、次のコマンドを実行します。

    Set-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging\UMService" -level <Lowest | Low | Medium | High | Expert>
    
  • UMClientAccess DWORD 値の診断ログを有効にするには、次のコマンドを実行します。

    Set-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging\UMClientAccess" -level <Lowest | Low | Medium | High | Expert>
    
  • UMCallData DWORD 値の診断ログを有効にするには、次のコマンドを実行します。

    Set-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging\UMCallData" -level <Lowest | Low | Medium | High | Expert>
    

ユニファイド メッセージング サーバーの現在のログ レベルを確認するには、次のコマンドを実行します。

Get-EventlogLevel "MyUMServer\MSExchange Unified Messaging"

構文およびパラメータの詳細については、「Set-EventLogLevel」を参照してください。

詳細情報

ユニファイド メッセージング サーバーでトラブルシューティングやテストを実行する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。