Get-MailUser (RTM)

[アーティクル]
10/25/2013

適用先: Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-06-05

Get-MailUser コマンドレットを使用して、指定したユーザーのメール関連属性を Active Directory ディレクトリサービスから取得します。

構文

get-MailUser [-Identity <MailUserIdParameter>] [-Credential <PSCredential>] [-DomainController <Fqdn>] [-OrganizationalUnit <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ReadFromDomainController <SwitchParameter>] [-ResultSize <Unlimited>] [-SortBy <String>]

get-MailUser [-Credential <PSCredential>] [-DomainController <Fqdn>] [-Filter <String>] [-OrganizationalUnit <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ReadFromDomainController <SwitchParameter>] [-ResultSize <Unlimited>] [-SortBy <String>]

get-MailUser [-Anr <String>] [-Credential <PSCredential>] [-DomainController <Fqdn>] [-OrganizationalUnit <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ReadFromDomainController <SwitchParameter>] [-ResultSize <Unlimited>] [-SortBy <String>]

解説

重要 :
Microsoft Exchange Server 2007 では、メールが有効になっているユーザーの設定を取得するには Exchange 管理シェルを使用する必要があります。

Get-MailUser コマンドレットは、指定したユーザーのすべてのメール関連属性を取得します。

Get-MailUser コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

Exchange 表示専用管理者の役割

アクセス許可、役割の委任、および Exchange Server 2007 の管理に必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

注 :
ユーザー属性の一部は Get-MailUser コマンドレットでは取得できません。Get-User コマンドレットで取得できるのは、追加のユーザー属性です。

パラメータ

ANR

省略可能

System.String

Anr パラメータには、あいまいな名前の解決 (ANR) の検索を実行する際に使用する文字列を指定します。部分的な文字列を指定して、その文字列に一致する属性を持つオブジェクトを検索することができます。既定で検索対象となっているのは、以下の属性です。

CommonName (CN)
DisplayName (displayName)
FirstName (givenName)
LastName (sn)
Alias (mailNickname)

Credential

省略可能

System.Management.Automation.PSCredential

Credential パラメータには、Active Directory へのアクセスに使用するアカウントを指定します。

Credential パラメータを使用した場合は、続行するためにアカウントのパスワードの入力を求められます。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

この構成の変更を Active Directory に書き込むドメインコントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

Filter

省略可能

System.String

Filter パラメータは、返された受信者の一覧をフィルタ処理するために使用します。フィルタ処理する属性を指定できます。

フィルタ可能なプロパティの詳細については、「-Filter パラメータのフィルタ可能なプロパティ」を参照してください。

Identity

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.MailUserIdParameter

Identity パラメータは、ユーザーを識別します。ユーザーの ADObjectID、識別名 (DN)、LegacyExchangeDN、GUID、ドメイン\SAM アカウント名、ユーザープリンシパル名 (UPN)、電子メールアドレス、またはエイリアスを指定できます。

OrganizationalUnit

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.OrganizationalUnitIdParameter

OrganizationalUnit パラメータは、結果を特定のコンテナに限定する際に使用します。組織単位 (OU) かドメインのどちらかを指定できます。正規の名前を指定する必要があります。以下に例を示します。

OU: westcoast.contoso.com/users
ドメイン : westcoast.contoso.com

ReadFromDomainController

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

ReadFromDomainController パラメータには、ユーザー情報がユーザーのドメインのドメインコントローラから読み取られることを指定します。フォレスト内のすべての受信者を含めるように受信者の範囲を設定した場合、このパラメータを使用しないと、情報が古いグローバルカタログからユーザー情報が読み取られる可能性があります。このパラメータを使用する場合は、情報を取得するために読み取りが数回必要になる場合があります。

注 :
既定では、受信者の範囲は、Exchange サーバーをホストするドメインに設定されています。

ResultSize

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Unlimited

ResultSize パラメータには、返される受信者オブジェクトの最大件数を指定します。指定しない場合は、フィルタに一致するすべての結果が返されます。

SortBy

省略可能

System.String

SortBy パラメータには、結果の並べ替えに使用する属性を指定します。並べ替えは一度に 1 つの属性によって行われ、常に昇順で並べ替えられます。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー	説明

例外

例外	説明

例

最初の例は、パラメータを指定せずに Get-MailUser コマンドを使用して、Exchange 組織全体のメールが有効になっているユーザーの完全な一覧を取得します。

2 番目の例は、ユーザー Ted のメール設定を取得し、結果を Format-List コマンドレットにパイプ出力して表示します。

Get-MailUser
Get-MailUser -Identity Ted | Format-List

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。

Get-MailUser (RTM)

構文

解説

パラメータ

入力の種類

戻り値の種類

エラー

例外

例

その他のリソース