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エッジ サーバーへの受信メッセージが失敗し 550 5.7.1 NDR が表示される

 

適用先: Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-09-11

ここでは、外部ドメインから、エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされた Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているサーバーに配信されない受信メッセージに関連した問題を解決する方法について説明します。受信電子メール メッセージは拒否され、次のような配信不能レポート (NDR) が送信者に返されます。

  • postmaster@domain.com
    ftr-van-exfe.domain.com #550 5.7.1 External client does not have permissions to submit to this server (外部クライアントにはこのサーバーに送信するためのアクセス許可がありません) ##

この問題は通常、エッジ トランスポート サーバーの役割が境界ネットワーク構成で展開され、内部ファイアウォールのインターネット プロトコル (IP) アドレスがエッジ トランスポート サーバーでブロックされている場合に発生します。この問題は、1 つ以上のハブ トランスポート サーバーの IP アドレスがエッジ トランスポート サーバーでブロックされている場合、非境界ネットワークのシナリオでも発生する場合があります。

エッジ トランスポート サーバーで Get-IPBlockListEntry コマンドレットを実行し、内部 SMTP サーバーの IP アドレスまたは内部ファイアウォールの IP アドレスの出力を調べることにより、この状況が起きていることを確認できます。次に、内部 SMTP サーバーの一覧を変更して、ブロックされた IP を IP 禁止一覧のエントリから削除することにより、この問題を解決できます。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • ローカルの Administrators グループのメンバシップ
  • Exchange 組織管理者の役割

Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Exchange 管理シェルを使用して、ブロックされた IP アドレスを特定し、エッジ サーバー上の内部 SMTP サーバーの一覧を変更するには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理シェルを起動します。

  2. Get-IPBlockListEntry コマンドレットを実行します。次に、ブロックされている内部 SMTP サーバーの IP アドレスまたは内部ファイアウォールの IP アドレスを見つけます。ブロックされている IP の行番号を書き留めます。

  3. 次のように Set-TransportConfig コマンドレットを実行します。

    set-TransportConfig -InternalSMTPServers <IP address of Hub Transport server to be added>
    
  4. Start-EdgeSynchronization コマンドレットを実行して、強制的にレプリケーションを実行します。

  5. 追加したハブ トランスポート サーバーの IP アドレスが、Get-TransportConfig コマンドレットを実行することによってレプリケートされたことを確認します。

  6. Get-TransportConfig の出力を調べ、ステップ 3 で追加した IP アドレスが表示されていることを確認します。

  7. 次のように Remove-IPBlockListEntry コマンドレットを実行します。

    Remove-IPblockListEntry -Identity <line #>
    
    note注 :
    <line #> を、ステップ 2 で Get-IPBlockListEntry を実行したときに書き留めた、ブロックされた IP アドレスを示す行番号に置き換えます。
  8. テスト メッセージを送信して、メッセージ トラフィックが正しく送受信されることを確認します。

詳細情報

Get-IPBlockListEntry コマンドレットの詳細については、「Get-IPBlockListEntry」を参照してください。Set-TransportConfig コマンドレットの詳細については、「Set-TransportConfig」を参照してください。Start-EdgeSynchronization コマンドレットの詳細については、「Start-EdgeSynchronization」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。