POP3 または IMAP4 を使用した Exchange メールボックスへの接続方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2008-04-15
ここでは、Exchange メールボックスに接続するために、POP3 (Post Office Protocol Version 3) および IMAP4 (インターネット メッセージ アクセス プロトコル Version 4rev1) クライアント アプリケーションを構成する方法について説明します。POP3 (Post Office Protocol Version 3) または IMAP4 (インターネット メッセージ アクセス プロトコル Version 4rev1) を使用して Microsoft Exchange Server 2007 ユーザーが各自のメールボックスに接続できるようにするには、Exchange サーバー環境を正しく構成する必要があります。さらに、それぞれのクライアントで POP3 または IMAP4 を使用して Microsoft Exchange が実行されているサーバーに接続するには、クライアント アプリケーションを正しく構成する必要があります。
POP3 または IMAP4 接続をサポートするように Exchange 環境が構成されていることを確認する方法の詳細については、「Exchange 環境が POP3 および IMAP4 をサポートするように構成されているかどうかの確認」を参照してください。
開始する前に
Exchange 2007 では POP3 と IMAP4 がサポートされているため、ユーザーはさまざまな POP3 および IMAP4 アプリケーションを使用して Exchange 2007 に接続できます。これらのアプリケーションには、Outlook、Windows メール、Microsoft Outlook Express、Entourage for MAC、および Mozilla Thunderbird、Eudora などのサード パーティ クライアントがあります。次の手順は、Outlook Express を使用している場合に Exchange メールボックスにアクセスできるようにクライアントを構成するために従う必要のある手順です。
.gif "note") 注 : |
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| 各クライアント アプリケーションでは、Exchange 2007 サーバーへの接続を構成するためのユーザー インターフェイス オプションがわずかに異なります。Outlook Express 以外のアプリケーションを使用している場合はこの例の手順とは異なるため、この例のロジックを使用してメールボックスに接続してください。異なる POP3 または IMAP4 電子メール アプリケーションを構成する方法の詳細については、各アプリケーションのヘルプを参照してください。 |
手順
以下の手順を実行して、POP3 または IMAP4 電子メール アプリケーションから Exchange 2007 メールボックスへのアクセスを構成します。
POP3 アクセスまたは IMAP4 アクセス用の Outlook Express の設定
Outlook Express を開きます。Outlook Express を初めて開いた場合、インターネット接続ウィザードが実行されます。または、[ツール] メニューの [アカウント] をクリックして、インターネット接続ウィザードを実行できます。
[アカウントの種類の選択] ページで、[追加] をクリックし、[電子メール アカウント] を選択します。次に、[次へ] をクリックします。
[名前] ページで、[表示名] ボックスに氏名を入力します。
[インターネット電子メール アドレス] ページで、[電子メール アドレス] ボックスに電子メール アドレスを入力します。
インターネット接続ウィザードの [電子メール サーバー名] ページで、Exchange メールボックスに接続するために使用するプロトコルと一致させるために、[POP3] または [IMAP] を選択します。
[受信メール (POP3、IMAP、または HTTP) サーバー] の下で、クライアント アクセス サーバーの完全修飾ドメイン名を入力します。
[送信メール (SMTP) サーバー名] の下で、クライアント アクセス サーバーの完全修飾ドメイン名を入力します。
[インターネット メール ログオン] ページで、電子メール ユーザー名とパスワードを入力します。Outlook Express でパスワードを保存する場合、[パスワードを保存する] チェック ボックスをオンにします。セキュリティで保護されたパスワード認証を使用する場合、[セキュリティで保護されたパスワード認証 (SPA) を使用する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。これらの作業を実行したら、[次へ] をクリックします。
(省略可能) メッセージをクライアント アプリケーションにダウンロードした後、サーバー上にメッセージのコピーを残すように Outlook Express を構成するには、次の操作を行います。
- [インターネット アカウント] ダイアログ ボックスで、作成したアカウントをクリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [詳細設定] タブで、[配信] の下にある [サーバーにメッセージのコピーを置く] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
(省略可能) POP3 または IMAP4 サーバーで SSL (Secure Sockets Layer) 接続が必要な場合、次の操作を行います。
- [インターネット アカウント] ダイアログ ボックスで、作成したアカウントをクリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [詳細設定] タブで、[送信メール (SMTP)] と [受信メール (POP3 または IMAP4)] の下にある [このサーバーはセキュリティで保護された接続 (SSL) が必要] チェック ボックスをオンにします。次に、[OK] をクリックします。
[閉じる] をクリックします。
詳細情報
POP3 および IMAP4 接続を展開する場合の考慮事項の詳細については、「クライアント アクセス サーバーの計画」の「POP3 および IMAP4 を計画する場合の考慮事項」を参照してください。
POP3 および IMAP 4 接続を管理する方法については、「POP3 および IMAP4 の管理」の下にある各トピックを参照してください。
POP3 または IMAP4 接続をサポートするように Exchange 環境が構成されていることを確認する方法の詳細については、「Exchange 環境が POP3 および IMAP4 をサポートするように構成されているかどうかの確認」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。