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リソース メールボックスの自動予約ポリシーを構成する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2012-08-28

会議開催者は会議出席依頼をどのリソース メールボックスにも送信できます。リソース メールボックスには会議室メールボックス、備品用メールボックスなどがあります。会議開催者のスケジューリングの役割のメンバーシップによっては、この会議出席依頼は自動的に承認または辞退できます。

場合によっては、会議開催者が会議室をスケジュールできるかどうかを判断するため、会議出席依頼に特殊な処理が必要になります。この場合、会議開催者に受信確認が送信され、会議出席依頼はリソース メールボックスに保持されるか、委任先に転送されます。

リソース メールボックスに送信される会議出席依頼は次のどちらかに分類されます。

  • ポリシー内の会議出席依頼   この会議出席依頼は、リソースのどのスケジューリング オプションにも違反していません。

  • ポリシー外の会議出席依頼   この会議出席依頼は、1 つ以上のリソースのスケジューリング オプションに違反しています。たとえば、会議出席依頼がポリシー外と見なされる理由の 1 つに、既存のリソース予約との重複があります。

リソース メールボックスに関連する他の管理タスクについては、「リソース メールボックスの管理とスケジューリング」を参照してください。

EMC を使用してリソース メールボックスに会議出席依頼を送信できるユーザーを指定する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「受信者プロビジョニングのアクセス許可」。

  1. コンソール ツリーで、[受信者の構成] > [メールボックス] にアクセスします。

  2. 結果ウィンドウで、構成するリソースのメールボックスを選択します。

  3. 操作ウィンドウで、リソース メールボックス名の下にある [プロパティ] をクリックします。

  4. [リソース ポリシー内の出席依頼] タブで、次の設定を構成します。

    • [すべてのユーザー]   すべてのユーザーがリソース ポリシーの構成内の出席依頼を送信できるようにするには、このオプションを選択します。

    • [選択した受信者]   リソース ポリシーの構成内の出席依頼を送信できるユーザーを指定するには、このオプションを選択します。このオプションを選択する場合は、受信者を選択するために [追加] をクリックする必要があります。また、[削除] をクリックして選択した受信者を削除することもできます。

  5. [リソース ポリシー外の出席依頼] タブで、ポリシー外の出席依頼を送信できるユーザーを指定します。ポリシー外の出席依頼を送信できるユーザーの場合、その出席依頼は拒否されませんが、リソースの代理人のいずれかによる承諾が必要になります。以下の設定を構成します。

    • [すべてのユーザー]   すべてのユーザーがリソース ポリシーの構成を満たさないリソースの出席依頼を送信できるようにするには、このオプションを選択します。

    • [選択した受信者]   ポリシー外の出席依頼の送信を許可する特定のユーザーを追加するには、このオプションを選択します。[選択した受信者] オプションを選択する場合は、受信者を選択するために [追加] をクリックする必要があります。また、[削除] をクリックして選択した受信者を削除することもできます。

シェルを使用してリソース メールボックスに会議出席依頼を送信できるユーザーを指定する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「受信者プロビジョニングのアクセス許可」。

リソースをスケジュールできるユーザーを制御するには、Set-CalendarProcessing コマンドレットと共に次のパラメーターを使用します。

  • AllBookInPolicy

  • AllRequestInPolicy

  • AllRequestOutOfPolicy

  • BookInPolicy

  • RequestInPolicy

  • RequestOutOfPolicy

  • ProcessExternalMeetingMessages

注意

AllRequestInPolicy および AllRequestOutOfPolicy の両方を True に設定すると、ポリシー外の出席依頼だけが代理人に転送されます。Exchange Server はポリシー内の出席依頼を自動的に承認して、ポリシー依頼を代理人に転送しません。

この例では、会議室メールボックス 5th Floor Conference Room のすべてのユーザーからのポリシー内の出席依頼を、カレンダー アテンダントが承認できるようにします。

Set-CalendarProcessing -Identity "5th Floor Conference Room" -AutomateProcessing AutoAccept -AllBookInPolicy $true

この例では、すべてのユーザーに会議室メールボックス 5th Floor Conference Room へのポリシー内の出席依頼の送信を許可します。ただし、この場合でも、出席依頼は代理人の承認を受ける必要があります。

Set-CalendarProcessing -Identity "5th Floor Conference Room" -AutomateProcessing AutoAccept -AllRequestInPolicy $true

この例では、Alan Brewer から会議室メールボックス Room222 へのポリシー外の出席依頼を、カレンダー アテンダントが受け付けできるようにします。この場合でも、出席依頼は代理人の承認を受ける必要があります。

Set-CalendarProcessing -Identity "Room222" -AutomateProcessing AutoAccept -RequestOutOfPolicy AlanBrewer@contoso.com

この例では、列挙指定されたユーザーに、ポリシー内の会議出席依頼の備品用メールボックス Car54 への送信を許可します。

Set-CalendarProcessing -Identity "Car54" -AutomateProcessing AutoAccept -BookInPolicy "ayla@contoso.com","tony@contoso.com"

この例では、Exchange 組織のメンバー以外のユーザーからの会議出席依頼を拒否します。

Set-CalendarProcessing -Identity "Room222" -ProcessExternalMeetingMessages $false

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-CalendarProcessing」を参照してください。

その他のタスク

リソース メールボックスに会議出席依頼を送信できるユーザーを指定した後で、リソース メールボックスに対する委任の設定も実行できます。詳細な手順については、「リソース メールボックスに代理人を設定する」を参照してください。

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