Exchange 2010 のメッセージング レコード管理の関連用語

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適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2009-12-09

次の表では、Microsoft Exchange Server 2010 のメッセージング レコード管理 (MRM) に関連付けられているコア コンポーネントが定義されています。MRM は、組織の電子メールその他の通信に関連するリスクを軽減するための Exchange 2010 のレコード管理テクノロジです。MRM を使用すると、企業ポリシー、政府規制、または法的要件への準拠に必要なメッセージを保持し、法的価値またはビジネス上の価値を持たなくなったコンテンツを削除することがより簡単になります。

  • 既定ポリシー タグ (DPT)
    Exchange 2010 での新しい機能である DPT は、保持タグが適用されていないメールボックス内のすべてのアイテムに適用される保持タグです。アイテム保持ポリシーでは、DPT を 1 つだけ持つことができます。

  • ファイラー ユーザーまたはファイラー
    メールボックス アイテムをフォルダーに定期的にファイルするユーザーです。

    パイラー ユーザーまたはパイラーとの比較

  • ジャーナル
    組織の電子メールの保存機関またはアーカイブ戦略で使用するため、電子メール通信を含む組織内の通信を記録する機能。MRM では、ジャーナルとは、通常管理フォルダー内のメッセージに関するジャーナル レポートを指定の SMTP アドレスに送信するプロセスのことを指します。このプロセスは、管理フォルダー アシスタントによって実行されます。
  • 管理コンテンツ設定
    管理フォルダー用に作成される保存期間の情報です。管理フォルダーは、電子メール メッセージ、ボイス メール、予定表アイテムなど、種類の異なるメッセージ用に複数のコンテンツ設定を持つことができます。管理フォルダーのコンテンツ設定で定義されているメッセージ保存期間の設定は、その管理フォルダー内のメッセージに対して適用されます。
  • 管理フォルダー
    Exchange 管理インターフェイス (Exchange 管理コンソールおよび Exchange 管理シェル) において、管理フォルダーは Active Directory オブジェクトです。メールボックスでは、管理フォルダーとは管理コンテンツ設定が適用されているフォルダーのことです。
  • 管理フォルダー アシスタント
    Exchange 2010 の Microsoft Exchange メールボックス アシスタントの 1 つです。管理フォルダー アシスタントは、メッセージの有効期限と準拠について担当します。管理フォルダー アシスタントによってメールボックスが処理され、アイテム保持ポリシーと管理フォルダー メールボックス ポリシーが適用されます。
  • 管理フォルダー メールボックス ポリシー
    管理フォルダーの論理的なグループ。管理フォルダー メールボックス ポリシーがユーザーのメールボックスに適用されると、そのポリシーにリンクされているすべての管理フォルダーが 1 回の操作で展開されます。
  • 個人タグ
    Exchange 2010 の新機能である個人タグは、Microsoft Office Outlook Web App ユーザーおよび Microsoft Outlook 2010 ユーザーが、カスタム フォルダーおよび電子メール メッセージなどの個別のアイテムに対して保存期間設定を適用する際に使用できる保持タグです。

  • パイラー ユーザーまたはパイラー
    メールボックス アイテムを定期的にファイルしないユーザーのことです。パイラー ユーザーは多くの場合サイズの大きな受信トレイを持ち、メッセージを見つけるのに検索を使用します。

    ファイラー ユーザーまたはファイラーとの比較。

  • ポリシー
    アイテム保持ポリシーまたは管理フォルダー メールボックス ポリシーを参照してください。
  • アイテム保持ポリシー タグ (RPT)
    Exchange 2010 の新機能である RPT は、受信トレイや削除済みアイテムなどの既定フォルダーに適用される保持タグです。
  • アイテム保持ポリシー
    Exchange 2010 の新機能であるアイテム保持ポリシーは、保持タグの論理グループです。アイテム保持ポリシーがユーザーのメールボックスに適用されると、そのポリシーにリンクされているすべての保持タグが 1 回の操作で展開されます。

  • 保持タグ
    Exchange 2010 の新機能である保持タグは、メッセージおよびフォルダーに対する保存期間の設定を、ユーザー メールボックスに適用するために使用されます。保持タグには次の 3 種類があります。

    • 既定ポリシー タグ (DPT)

    • 保持ポリシー タグ (RPT)

    • 個人タグ

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