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Outlook Web App のファイルとデータ アクセスに関するセキュリティについて

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2010-07-30

Outlook Web App 内からファイルやデータにアクセスするには 2 種類の方法があります。それらデータ アクセス方法には、WebReady ドキュメント表示とファイルへの直接アクセスがあります。組織の要件に合わせ、必要に応じてこれらの機能を許可または禁止できます。

Outlook Web App のファイルとデータ アクセスに関連する管理タスクについては、「WebReady ドキュメント表示を構成する」、「公共のコンピューターおよびプライベートのコンピューターのファイル アクセスを構成する」、および「Set-OwaVirtualDirectory」を参照してください。

WebReady ドキュメント表示

MicrosoftExchange Server 2010 には、WebReady ドキュメント表示という機能があります。WebReady ドキュメント表示を使用すると、ユーザーは使用しているコンピューターにインストールされているファイルの種類をアプリケーションに関連付けずに、Outlook Web App Web ブラウザーで一般的なファイルの種類を表示できます。ユーザーは、WebReady ドキュメント表示を使用して、次の種類のファイルを表示できます。

  • .doc

  • .pdf

  • .ppt

  • .xls

  • .docx

  • .xslx

  • .pptx

さらに、サポートされる MIME の種類は以下のとおりです。

  • application/pdf

  • application/vnd.ms-excel

  • application/vnd.ms-powerpoint

  • application/word

  • application/x-mspowerpoint

  • application/x-msexcel

ファイルへの直接アクセス

ファイルへの直接アクセスは、Outlook Web App を使用して、ユーザーがアクセスできるファイルの種類、およびファイルへのアクセス方法を指定することによって制御できます。これを実行するには、Exchange 管理コンソールでファイルへの直接アクセスに対して許可、ブロック、強制保存のオプションを使用するか、または Exchange 管理シェルの Set-OWAVirtualDirectory コマンドレットで指定できるファイルへのアクセスのパラメーターを使用します。異なるファイルの種類に対して許可、ブロック、または強制保存を指定できることに加えて、ユーザーが Outlook Web App へのサインイン時に [これは共有のコンピューターです] または [これは個人のコンピューターです] のいずれをクリックしたかに応じてファイルへのアクセスのオプションを構成できます。ファイルへのアクセスを管理する方法の詳細については、「公共のコンピューターおよびプライベートのコンピューターのファイル アクセスを構成する」と「Set-OwaVirtualDirectory」を参照してください。

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