障害がある方のためのユーザー補助機能

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2016-11-28

Microsoft では、すべてのユーザーにとって使いやすい製品とサービスを提供できるよう取り組んでおります。ここでは、障害がある方に Microsoft Exchange 2010 を快適に使用していただくために役立つ機能、製品、およびサービスについて説明します。

Exchange 2010 のユーザー補助機能

Exchange 2010 に装備された次の機能は、障害がある方がより快適に使用いただくのに役立ちます。

  • ショートカット キー

  • Outlook Voice Access

  • Outlook Web App の Light バージョン

また、Windows のユーザー補助機能とユーティリティは、障害がある Exchange ユーザーにとって有用なものです。Exchange (MMC) 管理コンソールについては、Microsoft 管理コンソールのショートカット キーがユーザー補助オプションを備えています。Exchange 管理シェルについては、ユーザー補助オプションとして、Windows PowerShell のサイズと色を変更できます。MMC のショートカット キーの使用の詳細については、MMC のユーザー補助に関するページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。Windows PowerShell のユーザー補助オプションの詳細については、「Windows PowerShell コンソールのカスタマイズについてのページ」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

注意

ここに記載されている情報は、米国内で Microsoft 製品のライセンスを取得しているユーザーのみが対象となります。この製品を米国以外で入手した場合は、ソフトウェア パッケージに同梱されている現地法人の情報カードを使用するか、「Microsoft アクセシビリティ ホーム」にアクセスすると、Microsoft サポート サービスの電話番号と住所の一覧を確認することができます (このサイトは英語の場合があります)。ここに記載されている種類の製品とサービスがお住まいの地域で提供されているかどうかを調べるには、各現地法人に連絡してください。ユーザー補助の詳細は、日本語、フランス語など、他の言語でもご覧になることができます。

ショートカット キー

Exchange 管理コンソールのショートカット キーを使用すると、次の一般的なタスクをすばやく実行できます。

目的 使用するショートカット キー

コンソール ツリー、結果ウィンドウの要素、結果ウィンドウと作業ウィンドウの間の区切り線、作業ウィンドウの要素、および操作ウィンドウの間でカーソルを切り替える

Tab

[ファイル][アクション][表示]、および [ヘルプ] メニューを切り替える

Alt + メニューの下線付きの文字

操作ウィンドウと [アクション] メニューで操作を選択する

Alt + A

ウィザードの各ページの要素を切り替える

Tab

Outlook Voice Access

Outlook Voice Access には、視覚障害があるユーザーが電子メールとカレンダーを利用するための機能が他にも用意されています。たとえば、Outlook Voice Access を使用すると、ユニファイド メッセージングが有効なユーザーは、アナログ電話、デジタル電話、または携帯電話を使用して Exchange 2010 メールボックスから電子メール メッセージを取得できます。また、タッチトーンや音声コマンドを使用して、メールボックスを操作できます。さらに、電子メールを読んだり、音声メッセージを聞いたりするだけでなく、Microsoft Office Outlook カレンダーを使用したり、個人用連絡先にアクセスしたりできます。Outlook Voice Access の PIN の構成、ボイス メール録音など、個人オプションを管理することもできます。Outlook Voice Access の使用の詳細については、「Outlook Voice Access クイック スタート ガイド」を参照してください。

Outlook Web App の Light バージョン

Outlook Web App の Light バージョンは、視覚の状態に合わせたユーザー補助機能のために最適化されています。Light バージョンでは、提供される機能が少なくなりますが、処理によっては速度が向上します。低速接続を使用している場合や、ブラウザーのセキュリティを通常よりも厳しく設定している場合は、Light クライアントを使用することをお勧めします。Light バージョンはほぼすべてのブラウザーで使用でき、すべてのブラウザーで同じ機能を提供します。

Exchange 2010 ヘルプのユーザー補助機能

Exchange 2010 ヘルプには、四肢障害のある方や視覚障害のある方など、幅広いユーザーが快適にご利用いただくための機能が用意されています。さらに、「Exchange Server 2010 Library」Web サイトからは、Exchange 2010 ヘルプを入手できます (このサイトは英語の場合があります)。

ヘルプ ウィンドウを使用するためのショートカット キー

ヘルプの次のショートカット キーを使用すると、多数の一般的なタスクをすばやく実行できます。

目的 使用するショートカット キーまたはファンクション キー

ヘルプ ウィンドウを表示する。

F1

ヘルプ トピック ウィンドウとナビゲーション ウィンドウ ([目次][検索][キーワード] などのタブ) との間でカーソルを切り替える。

F6

ナビゲーション ウィンドウで、タブ ([目次][検索][キーワード] など) を切り替える。

Alt + タブの下線付きの文字

次の隠し文字またはハイパーリンクを選択する。

Tab

前の隠し文字またはハイパーリンクを選択する。

Shift + Tab

選択したすべて表示、すべて隠す、隠し文字、またはハイパーリンクの操作を実行する。

Enter

ヘルプ ツール バー コマンドにアクセスするために、[オプション] メニューを表示する。

Alt + O

[目次] タブ、[検索] タブ、および [キーワード] タブを含むウィンドウの非表示と表示を切り替える。

Alt + O を押してから T

前に表示されていたトピックを表示する。

Alt + O を押してから B

前に表示されていたトピックの順序で、次のトピックを表示する。

Alt + O を押してから F

指定のホーム ページに戻る。

Alt + O を押してから H

ヘルプ ウィンドウでヘルプ トピックを開くのを中断する (Web ページのダウンロードを中断する場合に便利です)。

Alt + O を押してから S

Microsoft Internet Explorer の [インターネット オプション] ダイアログ ボックスを開く (このダイアログ ボックスではユーザー補助設定を変更できます)。

Alt + O を押してから O

トピックを更新する (Web ページにリンクしているときに便利です)。

Alt + O を押してから R

ブックのすべてのトピック、または選択したトピックのみを印刷する。

Alt + O を押してから P

ヘルプ ウィンドウを閉じる。

Alt + F4

図の代替テキスト

スクリーンショット、図、フロー チャートなど、Exchange 2010 ヘルプの図はすべて代替テキストに関連付けられています。図の見ることが困難なユーザーは、図の上にカーソルを置くことで、代替テキストを読むことができます。代替テキストでは、図に示されている内容を説明しています。

Microsoft が提供するユーザー補助製品とサービス

ここでは、障害がある方に Microsoft Windows を快適に使用していただくための機能、製品、およびサービスについて説明します。

注意

ここに記載されている情報は、米国内で Microsoft 製品のライセンスを取得しているユーザーのみが対象となる場合があります。この製品を米国以外で入手した場合は、ソフトウェア パッケージに同梱されている子会社の情報カードを使用するか、Microsoft アクセシビリティ ホームを参照すると、Microsoft サポート サービスの電話番号と住所の一覧を確認することができます。ここに記載されている種類の製品とサービスがお住まいの地域で提供されているかどうかを調べるには、各現地法人に連絡してください。ユーザー補助の詳細は、日本語、フランス語など、他の言語でもご覧になることができます。

Windows のユーザー補助機能

Windows オペレーティング システムには、キーボード入力やマウスの使用が困難な方や、視覚や聴覚に障害がある方に役立つ、ユーザー補助機能が多数組み込まれています。これらの機能は、セットアップ中にインストールされます。これらの機能の詳細については、Windows のヘルプ、および「Microsoft アクセシビリティ ホーム」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

  • 無料のステップ バイ ステップ チュートリアル   マイクロソフトは、コンピューターでユーザー補助機能のオプションや設定を調整する方法をわかりやすく説明した各種チュートリアルを提供しています。この情報は隣り合わせに表示されるため、マウス、キーボード、またはその組み合わせの使用方法がひとめでわかります。

    Microsoft 製品のステップ バイ ステップ チュートリアルについては、「Microsoft アクセシビリティ ホーム」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

  • Windows 用補助テクノロジ製品   障害がある方がコンピューターをより簡単にご利用いただけるように、さまざまな補助テクノロジ製品をご用意しています。Windows で動作する補助テクノロジ製品のカタログは、Microsoft アクセシビリティ ホームで検索できます。

    補助テクノロジを使用する場合は、ソフトウェアまたはハードウェアをアップグレードする前に、互換性の問題がないかどうかを補助テクノロジ ベンダーにお問い合わせください。

他の形態のドキュメント

Microsoft 製品のドキュメントの多くは、印刷されたドキュメントが読みにくい、または扱いにくい方でも快適にご利用いただけるよう、さまざまな形態で入手できます。ユーザー補助製品のドキュメントの索引は、「Microsoft アクセシビリティ ホーム」にあります (このサイトは英語の場合があります)。

また、Microsoft のその他の出版物については、Recording for the Blind & Dyslexic, Inc (RFB&D) から入手できます。RFB&D では、配布サービスに登録されているメンバーに対してこれらのドキュメントを配布しています。Microsoft 製品のドキュメントと Microsoft プレスの書籍の入手については、RFB&D までお問い合わせください。

Recording for the Blind & Dyslexic, Inc.

20 Roszel Road

Princeton, NJ 08540

米国内からの電話番号: (800) 221-4792

Web サイト: Recording for the Blind & Dyslexic

聴覚に障害がある方のための顧客サービス

聴覚に障害がある方は、テキスト電話 (TTY/TDD) サービスをご利用いただくと、Microsoft 製品および顧客サービスにアクセスできます。

  • 顧客サービスについては、祝日を除く月曜から金曜の午前 6 時 30 分から午後 5 時 30 分 (太平洋標準時) の間に Microsoft Sales Information Center (電話: (800) 892-5234) までお問い合わせください。

  • 米国内における技術サポートについては、祝日を除く月曜から金曜の午前 6 時から午後 6 時 (太平洋標準時) の間に Microsoft Product Support Services (電話: (800) 892-5234) までお問い合わせください。カナダの場合は、祝日を除く月曜から金曜の午前 8 時から午後 8 時の間に (905) 568-9641 までお問い合わせください。

Microsoft のサポート サービスには、サービス利用時の料金、条項、および条件が適用されます。詳細については、「Microsoft サポート」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

詳細情報

障害がある方がコンピューターを快適に利用するためのユーザー補助テクノロジの詳細については、「Microsoft アクセシビリティ ホーム」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

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