データベース可用性グループ ネットワークのプロパティの構成
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2011-03-19
各データベース可用性グループ (DAG) ネットワークには、DAG ネットワークの名前や、DAG ネットワークの説明フィールド、DAG ネットワークが使用するサブネット一覧、レプリケーションに対して DAG ネットワークが有効であるかどうかなど、構成可能なプロパティがいくつかあります。
DAG に関連する他の管理タスクについては、「データベース可用性グループの管理」を参照してください。
実行内容
EMC を使用してデータベース可用性グループのプロパティを構成する
シェルを使用してデータベース可用性グループ ネットワークのプロパティを構成する
EMC を使用してデータベース可用性グループのプロパティを構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「高可用性アクセス許可」の「データベース可用性グループ」。
コンソール ツリーで、[組織の構成] > [メールボックス] にアクセスします。
結果ウィンドウの [データベース可用性グループ] タブで、必要な DAG を選択します。
作業ウィンドウの [ネットワーク] タブで、必要な DAG ネットワークを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
DAG ネットワークのプロパティを構成するには、[全般] タブを使用します。
一番上のフィールドには、DAG ネットワーク名が表示されます。各 DAG ネットワーク名は一意である必要があり、各名前に指定可能な文字数は最大 128 文字までです。
[このネットワークの説明] DAG ネットワークのオプション説明 (最大 256 文字まで) を入力するには、このボックスを使用します。
[このネットワークのサブネットを編集する] 各 DAG ネットワークには少なくとも 1 つのサブネットを含める必要があります。使用するサブネットは、IP アドレス/ビットマスクの形式で (たとえば、IPv4 サブネットの場合 192.168.1.0/24、IPv6 の場合 2001:DB8:0:C000::/54) 追加する必要があります。
[レプリケーションを有効にする] DAG ネットワークでレプリケーション トラフィックを有効にするには、このチェック ボックスをオンのままにしておきます。DAG ネットワークがレプリケーションに対して有効になっている場合、MAPI トラフィックがそのネットワーク上で制限されます。1 つまたは複数のレプリケーション ネットワークが使用可能な場合に DAG ネットワークをレプリケーションに対して使用しないようにし、そのネットワーク上で MAPI トラフィックを有効にする場合は、このチェック ボックスをオフにします。
シェルを使用してデータベース可用性グループ ネットワークのプロパティを構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「高可用性アクセス許可」の「データベース可用性グループ」。
この例では、DAG1 という名前の DAG ネットワークの名前を、既定のネットワーク DAGNetwork01 から新しい名前 CRNET1 に変更します。
Set-DatabaseAvailabilityGroupNetwork -Name DAGNET1 -Identity DAG1\DAGNetwork01
この例では、サブネット 10.0.0.0 とサブネット マスク 255.0.0.0 を、DAG1 という名前の DAG 内の DAGNET1 という名前の DAG ネットワークに追加します。
Set-DatabaseAvailabilityGroupNetwork -Subnets 10.0.0.0/8 -Identity DAG1\DAGNET1
詳細情報
Set-DatabaseAvailabilityGroupNetwork
Get-DatabaseAvailabilityGroupNetwork
New-DatabaseAvailabilityGroupNetwork
Remove-DatabaseAvailabilityGroupNetwork
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