データベース可用性グループのネットワークの作成

[アーティクル]
10/19/2016

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-03-19

データベース可用性グループ (DAG) 内に複数のネットワークを作成して、クライアントアクセス用、またはレプリケーション用途に割り当てられます。

DAG に関連する他の管理タスクについては、「データベース可用性グループの管理」を参照してください。

実行内容

EMC を使用したデータベース可用性グループネットワークの作成
シェルを使用したデータベース可用性グループネットワークの作成

EMC を使用したデータベース可用性グループネットワークの作成

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「高可用性アクセス許可」の「データベース可用性グループ」。

コンソールツリーで、[組織の構成] > [メールボックス] にアクセスします。
結果ウィンドウで、[データベース可用性グループ] タブをクリックします。
新しいネットワークを作成する DAG を右クリックして、[データベース可用性グループネットワークの新規作成] をクリックします。DAG を選択してから、操作ウィンドウで [データベース可用性グループネットワークの新規作成] をクリックしても構いません。
[データベース可用性グループネットワークの新規作成] ページで、新しい DAG ネットワークのための以下の構成情報を入力します。
- [ネットワーク名] DAG ネットワークの一意な名前 (その他の DAG ネットワークの名前と競合しない名前) を入力します。制限値は 128 文字です。
- [ネットワークの説明] DAG ネットワークのオプションの説明を入力します。制限値は 256 文字です。
- [データベース可用性グループネットワークサブネット]** [追加]** をクリックして、各ネットワークサブネットを DAG ネットワークに追加します。サブネットは、IP アドレス/ビットマスクの形式に従って入力する必要があります (IPv4 サブネットでは 192.168.1.0/24、IPv6 サブネットでは 2001:DB8:0:C000::/54 など)。その時点で別の DAG ネットワークに関連付けられているサブネットを追加すると、サブネットはその別の DAG ネットワークから削除され、作成中のネットワークに関連付けられます。
- [レプリケーションを有効にする] レプリケーションで DAG ネットワークを使用できるようにするには、このチェックボックスをオンにします。DAG ネットワークがレプリケーションに対して有効になっている場合、MAPI トラフィックがそのネットワーク上で制限されます。レプリケーションで DAG ネットワークを使用できないようにし、そのネットワーク上で MAPI トラフィックを有効にするには、このチェックボックスをオフにします。
[新規作成] をクリックして DAG ネットワークを作成します。
[完了] ページで以下のことを確認し、[終了] をクリックしてウィザードを終了します。
- [完了] の状態は、ウィザードでタスクが正常に完了したことを示します。
- [失敗] の状態は、タスクが完了しなかったことを示します。タスクが失敗した場合は、説明の概要を確認し、[戻る] をクリックして構成を変更します。
[終了] をクリックしてウィザードを閉じます。

シェルを使用したデータベース可用性グループネットワークの作成

この例では、DAG1 という DAG 内に 10.0.0.0 のサブネット、8 ビットのビットマスクのネットワーク DagNet1 を作成します。ネットワークでレプリケーションを有効にし、ネットワークのオプションの説明も入力します。

New-DatabaseAvailabilityGroupNetwork -DatabaseAvailabilityGroup DAG1 -Name DagNet1 -Description "Replication network 1" -Subnets 10.0.0.0/8 -ReplicationEnabled:$True