Outlook Web App メールボックス ポリシーについて
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2009-11-16
Outlook Web App 内の機能へのアクセスを管理するために組織レベルのポリシーを作成するには、Microsoft Office Outlook Web App メールボックス ポリシーを使用します。Outlook Web App メールボックス ポリシーを使用すると、組織レベルで複数のポリシーを作成し、それらのポリシーを個々のメールボックスに適用できます。
Outlook Web App メールボックス ポリシーに関連する管理タスクについては、「Outlook Web App メールボックス ポリシーの管理」を参照してください。
目次
Outlook Web App メールボックス ポリシー
Outlook Web App メールボックス ポリシーの構成
Outlook Web App メールボックス ポリシーの適用
Outlook Web App メールボックス ポリシー
Exchange 2010 で、複数の Outlook Web App メールボックス ポリシーを作成し、それらのポリシーを個々のメールボックスに適用することができます。Outlook Web App メールボックス ポリシーをメールボックスに適用すると、ポリシーが仮想ディレクトリの設定より優先されます。
Exchange の以前のバージョンでは、Outlook Web App の機能は Outlook Web App 仮想ディレクトリを構成することによって管理されていました。個々のメールボックスの例外には、個々のメールボックスで機能を有効または無効にすることで対応していました。
Outlook Web App メールボックス ポリシーの構成
クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされると、既定の Outlook Web App メールボックス ポリシーが自動的に作成されます。既定では、すべてのオプションが既定の Outlook Web App メールボックス ポリシーで有効になっています。組織のニーズに応じて Outlook Web App メールボックス ポリシーを必要な数だけ作成できます。
注意
既定の Outlook Web App メールボックス ポリシーが、メールボックスに自動的に適用されることはありません。
たとえば、添付ファイルを表示するためにユーザーに WebReady ドキュメント表示を強制的に使用させるポリシー、または Light バージョンの Outlook Web App に対してユーザーを制限するポリシーを作成できます。
Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、Outlook Web App メールボックス ポリシーを作成および構成できます。
Outlook Web App メールボックス ポリシーの適用
Outlook Web App メールボックス ポリシーは、メールボックスに 1 つだけ適用することができます。
メールボックスに適用される Outlook Web App メールボックス ポリシーがない場合、仮想ディレクトリで定義した設定が適用されます。
Outlook Web App メールボックス ポリシーは、EMC を使用して既存のメールボックスを変更するか、シェルと Set-CASMailbox コマンドレットを使用してメールボックス ポリシーを適用することで、メールボックスの新規作成ウィザードの一部としてメールボックスに適用できます。
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