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Lync Server 2013 での監視レポートの使用

 

トピック最終更新日時: 2012-10-21

Lync Server 2013 には、Microsoft SQL Server Reporting Service によって発行される一連の標準レポートが含まれています。 これらのレポートは、Web ブラウザーを使用してアクセス可能であり、CDR および QoE データベースに格納されている通話詳細記録 (CDR) と Quality of Experience (QoE) レコードに基づいて、使用状況、通話診断情報、メディア品質情報を提供します。

これらのレポートを使用するには、SQL Serverのインスタンスを実行しているコンピューターに監視レポートをインストールする必要があります。

このセクション中

レコードの検索

監視レポートで画面上に一度に表示されるレコードの数は限られています。 実際に画面に表示されるレコードの数は、レポートによって異なります。 画面に現在表示されていないレコードを表示する場合は、データの表示ページを切り替えることができる標準の "進む" および "戻る" のコントロール (各レポートのツール バー上にあります) を使用できます。 また、データセットの最初または最後のページにすばやく移動できます。

"進む" と "戻る" のコントロールを使用する以外に、[現在のページ] ボックスにページ番号を入力して Enter キーを押すだけで、データセットの任意のページに移動することもできます。

各レポートには、データの表示ページを切り替える機能だけでなく、制限付きのレコード検索の機能も用意されています。 特定の値に基づいてレコードを検索するには、その値を [検索] ボックスに入力し、[検索] をクリックします。 レポートでデータの検索が開始され、[検索] ボックスに入力した値の最初のインスタンスが見つかると検索は停止します。 検索基準を満たす次のレコードを探すには、[次へ] をクリックします。

前述のとおり、監視レポートには非常に基本的な検索機能しかありません。 たとえば、どのフィールドで値を検索するのかは指定できません。 この検索メカニズムでは、自動的にすべてのレコードのすべてのフィールドを対象にして一致する値の検索が行われます。 また、検索にワイルドカードは使用できず、すべての検索は値の部分一致に基づいて行われます。 つまり、"111" を検索した場合は、111 という値だけでなく、11100、811、3112、611A5B といった値や、フィールド内のどこかに "111" が含まれるその他すべてのフィールドも返されます。

各レポートは、既定のレコード セットを表示するように構成されています。 たとえば、既定のユーザー登録レポートでは、この 1 週間のユーザー登録アクティビティが表示されます。 場合によっては、レポートによってレコードが 1 つも返されないことがあります。 これは、ユーザー登録がこの 1 週間に一度も行われなかったということです。 "レポート フィルターに一致する結果はありません" というメッセージが表示された場合は、フィルターの値を変更 (たとえば、検索対象の期間を過去 1 週間から過去 1 か月に変更) して、クエリを再実行します。 詳細については、後のセクション「データのフィルター処理」を参照してください。

データのフィルター処理

レコードのサブセットのみを表示する場合があります。 たとえば、ピアツーピア セッションと会議セッションの両方ではなく、ピアツーピア セッションのみとなります。 同様に、返されるレコードの数を減らす必要がある場合もあります。 既定では、レポートに表示できるのは、データ セット内の最初の 1,000 レコードのみです。 これらの問題に対処するために、ほとんどのレポートにはさまざまなフィルターオプションが含まれています。 たとえば、2011 年 1 月 1 日から 2011 年 1 月 15 日までの期間のレコードのみを表示する場合は、[ ] ボックスに 2011 年 1 月 1 日、2011 年 1 月 15 日を [ To ] ボックスに入力できます。 [ レポートの表示] をクリックすると、返されるデータは、2011 年 1 月 1 日から 2011 年 1 月 15 日の間に行われたアクティビティに制限されます。

使用できるフィルターは、表示しているレポートによって異なります。 特定のレポートの詳細については、レポートのヘルプ トピックを参照してください。

データのエクスポート

監視レポートには、レポート内のデータをエクスポートする方法が少なくとも 2 つあります。 各レポートの最上部に表示されるツール バーの [エクスポート] オプションを使用することです。 このオプションを使用するには、[形式を選択してください] ドロップダウン リストで適切なエクスポート形式を選択します。 使用できる形式は次のとおりです。

  • レポート データが含まれている XML ファイル

  • CSV (コンマ区切り)

  • Acrobat (PDF) ファイル

  • MHTML (Web アーカイブ)

  • Excel

  • TIFF ファイル

  • Word

形式の選択後、[エクスポート] をクリックします。 [ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスが表示されたら、[保存] をクリックします。 [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで、保存先フォルダーを選択し、ファイル名を入力して、[保存] をクリックします。

Microsoft OneNote がインストールされている場合は、レポート データを OneNote にコピーすることもできます。 そのためには、ツールバーの [レポートの表示] ボタンをクリックします。 [OneNote の場所の選択] ダイアログ ボックスで、データのコピー先となる OneNote のセクションを選択し、[OK] をクリックします。