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File 要素 (アップグレード)

インストール済みのファイルと、これと同等の役割を持つ、新しいバージョンの Windows SharePoint Services のファイルとの関係を記述します。具体的には、旧バージョンのファイルのインストール先パスを、新バージョンのそれに対応付ける規則を、それぞれ \60\Template ディレクトリ、12\Template ディレクトリを基準とした相対パスで表します。

<File
    FromPath = "String"
  ToPath = "String">
</File>

属性

属性

説明

FromPath

必須の String。アップグレード前のファイルのインストール先を、\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\60\TEMPLATE ディレクトリを基準とした相対パスで指定します。トークン {LocaleId} を使って、パスの一部にロケール識別子を埋め込むことができます。例 :

FromPath="{LocaleId}\STS\Lists\announce\EditForm.aspx"

ToPath

必須の String。旧バージョンのファイルに対応する新しいファイルのインストール先を、\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\TEMPLATE ディレクトリを基準とした相対パスで指定します。例 :

ToPath= "Features\AnnouncementsList\announce\EditForm.aspx"

子要素

なし

親要素

Files

出現回数

最小 : 0

最大 : 制約なし

Remarks

カスタマイズを施していないファイルはいずれもアップグレードの対象となりえます。通常は .aspx ページですが、ドキュメント テンプレートをアップグレードする場合もあります。アップグレード定義には、カスタマイズしていないファイルをすべて列挙しておくのが最善です。リストの一部として用意されたファイル、Web サイトの最上位レベルにのみ置くことになるファイル (Web パーツを実装する .dwp ファイルなど) も含みます。

Windows SharePoint Services には {LocaleId} トークンを置換する機能があるので、パスの一部にロケール識別子を埋め込むことができます。ロケールごとに別々のファイルを対応付けるための機能です。

この要素の使用方法の例については、「アップグレード定義スキーマ」を参照してください。

Microsoft.Win32.RegistryKey#4