完全信頼が必要なマネージ コード フォーム テンプレートをプレビューおよびデバッグする方法
既定では、完全な信頼が必要なオブジェクト モデルのメンバを起動するコードを含むマネージ コード プロジェクト (ユーザーのログイン ドメインに関する情報へのアクセスを必要とする LoginName プロパティなど) をデバッグまたはプレビューしようとすると、Microsoft Office InfoPath 2007 では次のようになります。
プレビュー時 :
"ハンドルされていない例外がフォームのコードで発生しました" に続いて "フォームのコードにエラーが含まれるため、この操作を完了できませんでした" というエラー メッセージが表示されます。
デバッグ時 :
コード エディタで、完全な信頼が必要なメンバを呼び出しているコード行にフォーカスが移動し、"SecurityException はユーザー コードによってハンドルされませんでした。要求が失敗しました" というエラー メッセージが表示されます。
デバッグ時またはプレビュー時に、フォーム テンプレートのビジネス ロジックがこのメンバを呼び出すことを許可するには、前の手順に示したように、フォーム テンプレートのセキュリティ レベルを [完全信頼] に設定する必要があります。
完全な信頼が必要なマネージ コード フォーム テンプレートを構成する
フォームのセキュリティ レベルを完全信頼に設定する
InfoPath で作業している場合は、デザイン モードでフォーム テンプレートを開きます。
Visual Studio で作業している場合は、[InfoPath フォーム テンプレート] プロジェクトを開き、[manifest.xsf [デザイン]] タブをクリックしてフォーム デザイナを表示します。
[ツール] メニューの [フォームのオプション] をクリックします。
[カテゴリ] ボックスの一覧の [セキュリティと信頼] をクリックします。
[セキュリティ レベル] の [自動的にセキュリティ レベルを設定する] をオフにします。
[完全信頼] を選択し、[OK] をクリックします。
この手順を実行すると、「[方法] InfoPath マネージ コード フォーム テンプレートをプレビューおよびデバッグする方法」の説明に従ってプロジェクトをデバッグできるようになります。
メモ : |
---|
完全信頼を必要とするマネージ コード フォーム テンプレートを正しく展開するには、フォーム テンプレートのデジタル署名、インストールと登録などの追加の手順が必要です。デバッグ後のマネージ コード フォーム テンプレートの展開方法については、「[方法] InfoPath プロジェクトを展開する方法」を参照してください。 |
関連項目
概念
[方法] InfoPath マネージ コード フォーム テンプレートをプレビューおよびデバッグする方法
[方法] InfoPath プロジェクトを展開する方法