BLOB プロバイダをインストールおよび構成する
ファーム内の Web サーバー上の各アプリケーションにおいて外部バイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) (EBS) プロバイダをインストールおよび構成し、有効にする必要があります。
重要
以下の説明では、EBS プロバイダをいずれか 1 つの Web サーバーで有効にする前に、すべての Web サーバー上で EBS プロバイダをインストールおよび構成する必要があることに注目してください。
インストール、構成、可用性
以下の手順を実施して EBS プロバイダをインストールおよび構成し、さらに有効にします。重要なのは、示されている順番に手順を実行するということです。
注意
外部 BLOB ストアには、フロントエンド Web アプリケーションに対応したアプリケーション プール ID アカウントのコンテキストを使用してアクセスします。 EBS プロバイダは、この Web アプリケーション プロセスにホストされ、またこのアプリケーション プール ID アカウントにより実行します。 外部 BLOB ストアの BLOB は、アプリケーション プール アカウントを使用できるように許可する必要があります。 ただし、外部 BLOB ストアにアクセスする際にユーザー アカウントにその権限を与える必要はありません。
EBS プロバイダのインストール、構成、および有効化
ご使用の ISV から書き込んだ、または取得した EBS プロバイダを登録します。
EBS プロバイダは、ファーム内のすべての Web サーバーに登録する必要があることに注意してください。COM コンポーネントを登録するには、登録ユーティリティ regsvr32 を使用します。
EBS プロバイダは、それが登録されている各 Web サーバーにおいて構成します。
重要
最初に新しいファイルを BLOB ストアに置かないように BLOB プロバイダを構成してください。EBS プロバイダは、通常すべてのサーバーについて、またそのファームに対してセットアップや構成の残りの手順を完了するまで無効な状態のままとします。
各 Web サーバーで以下のように構成します。
$yourProviderConfig = new-object –ComObject 'Your.BlobProviderConfig.1' $yourProviderConfig.Active = $false
アセンブリを PowerShell にロードします。
[System.Reflection.Assembly]::LoadWithPartialName ('Microsoft.SharePoint')
以下のようにローカル サーバー ファームを取得します。
$farm = [Microsoft.SharePoint.Administration.SPFarm]::Local
EBS プロバイダの CLSID をファームに登録し、更新します。
$farm.ExternalBinaryStoreClassId = $providerConfig.ProviderCLSID $farm.Update()
IIS と、Windows SharePoint Services をロードするその他のすべてのサービスをリセットします。 このリセットは、EBS プロバイダをロードするすべての Web サーバー上で実施する必要があります。
IISRESET NET STOP SPTimerV3; NET START SPTimerV3
この時点で、各 Web サーバーとタイマ プロセスにおいて BLOB を認識し、さらにそれをコンテンツ データベース外部にあるストレージにリダイレクトすることができます。
各 Web サーバーで EBS プロバイダを再構成し、外部 BLOB ストアにある BLOB データの保存を開始します。
$yourProviderConfig.Active = $true