Default 要素 (フィールド型プロパティ スキーマ)

ユーザー設定フィールド型のプロパティの既定値を表します。

<Default>
</Default>

属性

None

子要素

None

親要素

Field 要素 (フィールド型)

Remarks

コンテキストにおけるこの要素の詳細については、「PropertySchema 要素 (フィールド型)」を参照してください。

次の例は、「"RegularExpressionMatch」という名前のユーザー設定フィールド型のプロパティ スキーマを定義しています。このスキーマでは、フィールド型に基づいて列クリエータが列を作成するときに使用できるフィールドを宣言します。このフィールドの目的は、列クリエータが RegularExpressionMatch フィールド型に基づいている各列に対して別々の正規表現を設定できるようにすることです。

DisplayName および編集可能な Text フィールドが、[サイト内の新しい列] ページおよび [列の作成] ページの [列の追加設定] セクションに表示されます。MaxLength 属性は、正規表現に含まれる最大文字数を設定します。DisplaySize は、MaxLength 属性を持つフィールドの表示サイズを設定します。DisplaySize フィールドに表示された設定値よりも長い正規表現の場合、表示されていない部分はスクロールして見ることができます。

以下のコード例において、このプロパティの Default 要素は次のようになります。

^(\d{3})\d{3}-\d{4}$

これは、このパターンが米国の電話番号の形式に一致しているためです。この例では、開発者は自分の作成したフィールドが米国の電話番号を格納するためによく使われることを認識しています。ユーザーがユーザー設定フィールド型に基づいて列を作成してから最初に [サイト内の新しい列] ページや [列の作成] ページを開くと、このプロパティ値がテキスト ボックスに表示されます。この値は列クリエータによって変更することができます。以下の例では、わかりやすくするためコードが編集されていることにご注意ください。

<FieldType>
  <Field Name="TypeName">RegularExpressionMatch</Field>
  …
  <PropertySchema>
    <Fields>
      <Field Name="RegularExpression" 
             DisplayName="Regular Expression To Match" 
             MaxLength="500" 
             DisplaySize="100" 
             Type="Text">
        <Default>^(\d{3})\d{3}-\d{4}$</Default>
      </Field>
    </Fields>
  </PropertySchema>
  …
</FieldType>

See Also

概念

ユーザー設定フィールド型

ユーザー設定フィールドクラス

ユーザー設定フィールド型のプロパティのレンダリング

ユーザー設定フィールド型の定義