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コントロールへの接続を拡張する

他のクライアントも使用できるように、[Connect To…] メニューの項目を拡張することができます。

[ Connect To] メニューの項目にアクセスするには、ActiveX コントロールを作成し、メニューにコントロールの場所を通知します。

[接続先] メニュー項目の拡張

クライアント アプリケーションにメニュー項目を表示するには、以下の 2 つの手順を実行する必要があります。

  1. Stssync プロトコル プロトコル ハンドラを登録します。stssync プロトコルを使用して、Windows SharePoint Services サイト上にあるイベント リストまたは連絡先リストを Office Outlook 2003、Office Outlook 2007、またはこのプロトコルをサポートしているサードパーティ製のアプリケーションに追加することができます。

  2. アプリケーション名およびアイコン ファイル名を返す ActiveX コントロールをインストールします。

ActiveX コントロールには、SharePoint.Stssynchandler.3 の ProgID を含める必要があります。また、この ActiveX には次のメソッドを実装する必要があります。

HRESULT GetStssyncAppNameForType([in] BSTR pbstrType,  [out, retval] BSTR *pbstrAppName);
HRESULT GetStssyncIconName([out, retval] BSTR *pbstrIconName);

メニュー項目が表示される前に、Windows SharePoint Services によって ActiveX コントロール内の GetStssyncAppNameForType() メソッドが呼び出され、現在のリストの同期型が渡されます。各リストには、その基本型、べース テンプレート、および、コンテンツ タイプを指定できるかどうかに基づく既定の同期型があります (オブジェクト モデルの SPList.SyncType でアクセスされます)。この型は、リスト テンプレート定義の属性として上書きされる可能性があります。

通常、ActiveX コントロールによって、サポートされている型のリストに照らして同期型が確認され、メニュー項目が表示されるアプリケーションの名前が返されます。型がサポートされていない場合、つまり、メニュー項目が表示されない場合には、NULL が返されます。

NULL 以外のアプリケーション名が返された場合は、Windows SharePoint Services によって、コントロールの GetStssyncIconName() メソッドが呼び出され、メニュー項目に表示されるアイコンのファイル名が取得されます。返されるファイル名は、ドキュメント ライブラリ フォルダのコンテキスト メニューで使用されます。また、ファイル名には「menu」というプレフィックスが追加され、ツールバーのメニュー項目で使用されるイメージが取得されます。このため、クライアントは、各 Windows SharePoint Services Web フロントエンド サーバーのイメージ パスに 2 つのイメージをインストールする必要があります。たとえば、ファイル名が「sample」の場合、ファイル名は sample.gif および menusample.gif となります。

ブラウザで Active X がサポートされていない場合は、[接続先] メニューは既定のアイコンと共に表示されます。また、stssync プロトコルがサポートされていると考えられます。

ボタンをクリックすると、JavaScript によって、ブラウザが stssync:// URL (正しいコンテキスト パラメータ) にリダイレクトされます。URL の形式は次のようになります。

stssync://sts/?ver=1.1&type=Type&cmd=add-folder&base-url=WebUrl&list-url=ListUrl&guid=ListId&site-name=SiteName&list-name=ListName

種類

このリストの同期型

ListId

リストの識別子。GUID として表されます。

ListName

リストのタイトル。最大長は 20 文字です。

ListUrl

エンコードされた、リストへの Web 相対 URL (「/」で開始、終了)。

SiteName

リストが見つかった Web サイトのタイトル。最大長は 20 文字です。

ViewUrl

エンコードされた、リストの既定ビュー ページへの Web 相対 URL (「/」で開始)。

WebUrl

リストが見つかった Web サイトへの、エンコードされた絶対 URL。

ドキュメント ライブラリでは、フォルダの同期時に、stssync:// URL の最後に次の 2 つのパラメータを追加することができます。

&folder-url=FolderUrl&folder-id=FolderId

FolderUrl - エンコードされていない、コンテキスト フォルダへの Web 相対 URL (「/」で開始)

FolderId - コンテキスト フォルダのアイテム ID (整数)

See Also

参照

ブラウザ サポートを計画する (Windows SharePoint Services)

概念

GetListItemChangesSinceToken およびアプリケーションの同期