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ASP.NET の Web パーツをエクスポートして Windows SharePoint Services サイトにインポートする

ASP.NET Web パーツを Windows SharePoint Services アプリケーションで再利用できます。そのためには、パーツをエクスポートして .webpart ファイルを作成します。.webpart ファイルは、Web パーツに関するプロパティ値、状態データ、およびアセンブリまたはソース ファイルの詳細を含む XML ファイルです。エクスポート機能は既定では使用できないため、Web パーツのコードと構成設定に変更を加える必要があります。

.webpart ファイルを作成した後、そのファイルを Windows SharePoint Service アプリケーションにインポートすると、Windows SharePoint Services の外観で Web パーツが表示されます。

ASP.NET Web パーツをエクスポートするには

  1. Web パーツのコードで、プロパティがエクスポートされるように ExportMode プロパティを設定します。以下のコードでは、値を All に設定しています。この設定により、機密プロパティをエクスポートできます。

    this.ExportMode = WebPartExportMode.All;
    
  2. web.config ファイルの <system.web> セクションを次のように変更します。

    <system.web>
       <webparts  enableExport="true" />
    <sytem.web>          
    
  3. Web パーツのメニューの [Export] を選択して .webpart ファイルを作成します。作成したファイルを Windows SharePoint Services Web ペーツ ページにインポートできます。

Windows SharePoint Services に .webpart ファイルをインポートするには

  1. Web パーツのアセンブリを bin またはグローバル アセンブリ キャッシュに置きます。

    If you place your assembly in the global assembly cache、アセンブリは厳密な名前を持ち、既定で完全信頼のコード アクセス許可を使用して実行できる必要があります。Web パーツはすべての Web アプリケーションで使用できます。

    If you place your assemblyin the bin、ユーザーには Web パート実行時の完全信頼コード アクセス許可はありません。bin ディレクトリに対するアクセス許可は既定で低い基準に設定されているので、Web パーツ用に新しい信頼ポリシー ファイルを作成するか (推奨)、web.config ファイルで信頼レベル (既定では WSS_Minimal) を上げる必要があります。

  2. web.config ファイルのサイト コントロール リスト Web パーツを追加します。以下に例を示します。

    <SafeControl 
       Assembly="MyWebPart"
       Namespace="MyWebParts"
       TypeName="*" 
       Safe="True"
    />
    
  3. デザイン モードで、[Add a web part] を選択します。[Add Web Parts] ダイアログ ボックスの下部にある [Advanced Web Part gallery and options] をクリックします。

  4. [Add Web Parts] ウィンドウで、[Import] を選択し、前の手順で作成した .webpart ファイルに移動します。

  5. [Upload] をクリックすると、Web パーツが Uploaded Web Parts のリストに表示されます。

  6. その Web パーツをページの Web パーツ領域にドラッグすると、ASP.NET ページと同じ Web パーツが表示されます。ただし今回は、標準の Windows SharePoint Services の枠線が表示されます。

See Also

概念

Windows SharePoint Services で Web パーツを開発する