ファイルを準備する
SharePoint Web サイトに対してファイルを準備するには、フィーチャーまたはサイトの定義で Module 要素を使用する必要があります。Module 要素を使用すると、1 つ以上のファイルまたはファイル セットを、SharePoint Web サイトまたはドキュメント ライブラリに追加できます。
注意
Windows SharePoint Services 3.0 は、フィーチャーを通して最大 1000 ファイルの準備をサポートします。1000 モジュールが 1 ファイルずつでも、1 モジュールで 1000 ファイルでもかまいません。
Module 要素に含まれる File 要素では、準備するファイルを定義し、追加する Web パーツのセットに対する定義を含むこともできます。Module 要素を使用してサブディレクトリにファイルを準備する場合は、Windows SharePoint Services が自動的にファイルに一致するディレクトリ構造を作成します。
Module 要素を使用すると、ファイルをドキュメント ライブラリに準備するか、またはドキュメント ライブラリの外部に通常のファイル (たとえば、default.aspx) を追加するかを選択できます。ドキュメント ライブラリにファイルを追加する場合は、File 要素の属性として Type="GhostableInLibrary" を指定する必要があります。この設定は、Windows SharePoint Services に対し、ファイルがライブラリに追加されるときにファイルに付随するリスト項目を作成するよう指示します。ドキュメント ライブラリの外側にファイルを準備する場合は、Type="Ghostable" を指定します。
次の例では、マスタ ページ ドキュメント ライブラリに新しいマスタ ページをいくつか準備しています。
Feature.xml
<Feature Id="947F6C32-E898-45f5-A595-C46F07DA6BF7"
Title="New Master Pages"
Scope="Web"
xmlns="https://schemas.microsoft.com/sharepoint/">
<ElementManifests>
<ElementManifest Location="newmasterpages.xml" />
</ElementManifests>
</Feature>
newmasterpages.xml
<Elements xmlns="https://schemas.microsoft.com/sharepoint/">
<Module Name="MPages" List="116" Url="_catalogs/masterpage">
<File Url="Minimal.master" Type="GhostableInLibrary" />
<File Url="ContosoRed.master" Type="GhostableInLibrary" />
</Module>
</Elements>
Windows SharePoint Services 2.0 サイト定義からの次の例では、Onet.xml ファイルを使用してファイルを準備する方法を示します。ディスク上でファイルが格納される場所と、ファイルが準備される場所を区別できます。default.aspx は、サイト定義のルートを基準とする dws\default.aspx に格納されて、サイトの /default.aspx に準備されることに注意してください。
この例では、View 要素を使用してリスト ビュー Web パーツを組み込む方法、およびリスト ビューではない Web パーツをページに追加するための任意の Web パーツ (AllUsersWebPart 要素) を組み込む方法も示されています。さらに、この例には NavBarPage 要素も含まれます。この要素は、このページが SharePoint Web サイトのホーム ページであることを宣言します。
<Module Name="DWS" Url="" Path="dws">
<File Url="default.aspx">
<View List="104" BaseViewID="3" WebPartZoneID="Top"/>
<View List="103" BaseViewID="3" WebPartZoneID="Right" WebPartOrder="2"/>
<View List="101" BaseViewID="6" WebPartZoneID="Left">
<![CDATA[
<WebPart xmlns="https://schemas.microsoft.com/WebPart/v2">
<Title>Members</Title>
</WebPart>
]]>
</View>
<View List="107" BaseViewID="7" WebPartZoneID="Left" WebPartOrder="2"/>
<AllUsersWebPart WebPartZoneID="Right" WebPartOrder="1">
<![CDATA[
<WebPart xmlns="https://schemas.microsoft.com/WebPart/v2">
<Assembly>Microsoft.SharePoint, Version=11.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c</Assembly>
<TypeName>Microsoft.SharePoint.WebPartPages.MembersWebPart</TypeName>
<Title>Members</Title>
<Description>Use the Members Web Part to see a list of the site members and their online status.</Description>
<FrameType>Standard</FrameType>
<IsVisible>true</IsVisible>
</WebPart>
]]>
</AllUsersWebPart>
<NavBarPage Name="Home" ID="1002" Position="Start"> </NavBarPage>
<NavBarPage Name="Home" ID="0" Position="Start"> </NavBarPage>
</File>
</Module>
フォルダを準備する
Module 要素の Url 属性を使用し、フォルダをモジュールの一部として準備します。次の例では、指定したイメージ ファイルを格納した MyImages というフォルダをサイトに準備します。
<Module Name="MyImage" Url="MyImages" Path="">
<File Url="MyImage.jpg" Type="GhostableInLibrary" />
</Module>