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Project Server 2007 で時間を管理する

更新日: 2009年2月

 

トピックの最終更新日: 2009-01-29

ここでは、Microsoft Office Project Server 2007 で時間を管理する方法について説明します。

Project Server 2007 の時間管理の新機能

1 日の終わり、週の終わり、または決められた期間の終わりに、従業員はタイムシートを提出し、承認を受ける必要があります。従業員が提出するタイムシートには、割り当てられた仕事を行う時間以外に、病欠や休暇で勤務しなかった時間が含まれる可能性があります。従業員にとっては、この包括的な項目リストは、プロジェクト、管理用の項目、および未分類の活動を記録したタイム カードと同じです。雇用者にとっては、このリストは、責任と労働にかかわる従業員の時間がどこでどのように使用されているかを示すものです。

Microsoft Office Project Server 2003 の [自分のタスク] ページにはタイムシートの機能もあります。これには、管理用プロジェクトおよびスケジュールされたプロジェクトに費やした時間を入力します。たとえば、[自分のタスク] ページで非稼働時間、休暇、およびスケジュールされたタスクの実働時間を入力します。プロジェクトのライフサイクルの途中で、タスクはプロジェクト計画に反映されます。プロジェクト計画は追加スケジュール (特に非稼働タスク) の可能性も示します。

Office Project Server 2007 のタイムシートは、Microsoft Office Project のユーザーが進捗状況を報告したり、稼働時間を提出して承認を受けるための新しい方法です。[自分のタスク] ページには、スケジュールされたプロジェクトのタスク割り当てリストが表示され、従業員は自分の進捗状況を入力できます。タイムシートにも割り当てを含めることができます。

Office Project Server 2007 のタイムシートに用意されている以下の多数の機能を使用して、生産性を記録できます。

  • 稼働率を管理するための 4 種類のタイムシート。

  • 管理用時間およびスケジュールされたタスクを示す個別のリスト。休暇、病欠など、管理用時間はカレンダーの例外として更新されます。スケジュールされたタスクはプロジェクト計画に反映されます。

  • タイムシートの項目に対する請求分類。

  • 超過および支払い対象外の作業時間の入力。

  • タイムシートに追加する追加行アイテム。

  • タイムシート期間ごとの稼働率と合計労働時間。

各組織は Office Project Server 2007 の機能を使用して、労働時間を管理するための独自のプロセスを定義します。進捗状況を報告する頻度、進捗管理の対象とするタスク、入力された時間を承認する担当者、およびプロジェクト データの更新に関するその他の事項を決定します。このような決定を行う作業は、パイロット展開のビジョン フェーズと計画フェーズで完了しておくと、管理者がこれらのニーズに合わせて Project Server を構成することができます。

チーム メンバーが各自の稼働率を管理し、記録した時間を承認を受けるために提出するには、タイムシート機能に次の情報が構成されている必要があります。

  • タイムシート期間

  • タイムシートの分類

  • 管理用時間のカテゴリ

  • タイムシートの設定および既定値

  • タイムシート リストでのタイムシート作成

  • 承認を受けるタイムシートおよび管理用時間の提出

この章のトピックでは、これらの管理タスクがどのように時間管理の進捗を有効にし、また進捗に影響するかを説明します。さらに、組織のプロセスをサポートするように Office Project Server 2007 を構成する方法と、タイムシート リストをエンド ユーザーがカスタマイズおよび変更する方法を説明します。

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このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。

入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office Project Server 2007」を参照してください。