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管理用時間のカテゴリを追加する

更新日: 2009年2月

 

トピックの最終更新日: 2009-01-29

プロジェクト計画の履歴には、予定作業時間を含む複数の割り当てが含まれます。チーム メンバーは、労働時間を記録することを求められます。また、休暇、会議、病欠など、割り当てに影響する要素もあります。これらの要素は、稼働率の一部として管理する必要があります。

Microsoft Project Central 2000 および Microsoft Project Server 2002 ではタイムシートに非稼働時間セクションがあり、ユーザーは該当する種類のタスクの時間をこのセクションに入力します。この情報は特定の時間にユーザーに作業を割り当てることができるかどうかに影響するにもかかわらず、ラベル付けすることも、報告することもできません。そのため、この履歴は将来の計画用に保存されません。

管理用プロジェクトは、休暇、会議、病欠など、終了日のないタスクを管理するための専用の計画として Microsoft Office Project Professional 2003 および Microsoft Office Project Server 2003 で導入されました。管理用プロジェクトはエンタープライズ プロジェクトとは異なり、予定作業時間が設定されず、優先する残存作業がありません。

Project Server 2003 では、休暇、病欠などのタスクのリストを提供する管理用時間テンプレートが導入されました。休暇などの管理タスクは本来のタスク割り当てとは見なされませんが、管理タスクを使用するとチーム メンバーが Project Web Access (PWA) の実績作業時間として稼働率を記録できます。記録された時間は PWA で Project Professional の管理計画に反映されます。履歴は保存されます。履歴に関する報告を行うこともできます。

Project Server 2002 の "非プロジェクト時間" と Project Server 2003 の "管理タスク" は、Microsoft Office Project Server 2007 タイムシートの管理用時間と呼ばれる新機能の一部であり、非稼働と稼働のサブタイプがあります。管理用時間は、発行された割り当ておよび新規の行アイテムに加えて稼働率の一部としてタイムシートで管理されます。管理用時間は、[管理用] のプロジェクト名で特定されます。視覚的には、タイムシートでは管理用時間の行アイテムは区切り線によって他のタスクの行アイテムと区切られています。

ユーザーは、定義済みのタイムシート期間に従って、タイムシートに管理用時間を記録できます。たとえば、チーム メンバーが休暇中または病欠のときは、タイムシートにその時間が入力されます。タイムシートが提出されると、タイムシート管理者が承認または却下します。管理用 "非稼働" 時間は、タイムシートが承認された後、カレンダーの例外としてプロジェクト計画に反映されます。"稼働時間" の場合、承認された管理タスクは管理計画の実績作業として更新されます (Office Project Professional 2003 と同様)。

新しいカテゴリ

管理用時間カテゴリを追加できる [管理用時間の編集または作成] ページを開くには、以下の手順を実行します。

  1. 管理者アカウントで Project Server にログインします。

  2. [サーバー設定] をクリックします。

  3. [時間およびタスクの管理] セクションで、[管理用時間] をクリックします。

  4. [新しいカテゴリ] をクリックします。

新しいカテゴリでは、管理用時間グリッド内で以下のパラメータを指定します。

  • カテゴリ : 休暇、陪審義務、トレーニングなどの管理用時間の名前。

  • 状態 : このカテゴリには、[更新可能] または [更新不可] の 2 つのオプションを適用できます。[更新可能] 状態でタイムシートを作成すると、そのカテゴリを使用できます。[更新不可] を選択した場合は、そのカテゴリをタイムシートに追加することはできません。

  • 作業種類 : [作業以外] および [作業] の 2 つのオプションをカテゴリに適用できます。陪審義務、祝日、忌引、公務、特別休暇、自己都合など、作業を伴わない特定の管理用カテゴリがあります。これらのカテゴリは生産性に貢献しない時間、つまり種類としては作業以外であると見なされます。このような管理用時間の稼働率を記録するときは、作業しなかった時間をタイムシートに記録します。[トレーニング] および [管理用] は、ユーザーの稼働率に適用される特別な種類の作業生産性です。[トレーニング] および [管理用] は種類が作業である管理用時間カテゴリと見なされます。

  • 承認 : このオプションを [はい] に設定すると、タイムシートをタイムシートの承認者に提出する前に、管理用時間の承認を得る必要があります。

  • 常に表示する : チーム メンバーがタイムシートを作成した場合、既定の設定を使用すると、[常に表示する] とマークされているカテゴリは自動的にタイムシートに含まれるため、事前に計画する必要はありません。

管理用時間カテゴリが定義されたら、チーム メンバーはタイムシートにカテゴリを追加し、タイムシート期間の稼働率を記録できます。

管理用時間カテゴリのサンプル

既定の管理用時間カテゴリには、[病欠]、[休暇]、[管理用] があります。お客様ごとにその他のカテゴリを設定できます。次に例を示します。

  • 陪審義務

  • 祝日

  • 忌引

  • 公務 (陪審義務など)

  • 特別休暇

  • 自己都合

  • トレーニング

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このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。

入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office Project Server 2007」を参照してください。