Restart-SPEnterpriseSearchQueryComponent
適用先: SharePoint Server 2010
トピックの最終更新日: 2016-11-14
障害の発生したクエリ コンポーネントを再開します。
Syntax
Restart-SPEnterpriseSearchQueryComponent [-Identity] <QueryComponentPipeBind> [-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-QueryTopology <QueryTopologyPipeBind>] [-SearchApplication <SearchServiceApplicationPipeBind>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
詳細説明
Restart-SPEnterpriseSearchQueryComponent コマンドレットでは、障害の発生したクエリ コンポーネントを同じインデックス パーティションにある冗長コンポーネントから復旧します。インデックス パーティションごとに冗長クエリ コンポーネントが最低 2 つあり、そのうち 1 つが準備完了の状態になっている必要があります。
クエリ コンポーネントがインデックスの破損、ディスクの容量不足、同期が失われたなどの障害でオフライン状態になった場合は、このコマンドレットを実行して復旧できます。
注意
Restart-SPEnterpriseSearchQueryComponent は、障害の発生した (オフラインの) クエリ コンポーネントを復旧する目的で設計されたコマンドレットですが、準備完了状態のコンポーネントに対して呼び出すことによって、同じインデックス ファイルを持つコンポーネントを複製することもできます。
権限の詳細と、検索コマンドレットの最新情報については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=163185 にあるドキュメントを参照してください。
Parameters
パラメーター | 必須/省略可 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
Identity |
必須 |
Microsoft.Office.Server.Search.Cmdlet.QueryComponentPipeBind |
再開するクエリ コンポーネントを指定します。 この型は、12345678-90ab-cdef-1234-567890bcdefgh という形式の有効な GUID であるか、有効な QueryComponent オブジェクト インスタンスであることが必要です。 |
AssignmentCollection |
省略可 |
Microsoft.SharePoint.PowerShell.SPAssignmentCollection |
適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。 注意 Global パラメーターが使用されている場合は、オブジェクトはすべてグローバル ストアに格納されます。Stop-SPAssignment コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。 |
Confirm |
省略可 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
コマンドを実行する前に、確認のメッセージを表示します。詳細を表示するには、「get-help about_commonparameters」と入力します。 |
QueryTopology |
省略可 |
Microsoft.Office.Server.Search.Cmdlet.QueryTopologyPipeBind |
クエリ コンポーネント コレクションを含むクエリ トポロジを指定します。 この型は、12345678-90ab-cdef-1234-567890bcdefgh という形式の有効な GUID であるか、有効な QueryTopology オブジェクト インスタンスであることが必要です。 |
SearchApplication |
省略可 |
Microsoft.Office.Server.Search.Cmdlet.SearchServiceApplicationPipeBind |
クエリ トポロジを含む検索アプリケーションを指定します。 この型は、12345678-90ab-cdef-1234-567890bcdefgh という形式の有効な GUID であるか、検索アプリケーションの有効な名前 (SearchApp1 など) であるか、有効な SearchServiceApplication オブジェクト インスタンスであることが必要です。 |
WhatIf |
省略可 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
コマンドを実行する代わりに、コマンドの実行結果を説明するメッセージを表示します。詳細を表示するには、「get-help about_commonparameters」と入力します。 |
入力値の型
戻り値の型
Example
------------------ 例 ------------------
$ssa = GetSPEnterpriseSearchServiceApplication -Identity MySSA
$qt = $ssa.QueryTopologies
$qc = Get-SPEnterpriseSearchQueryComponent -QueryTopology $qt.ActiveTopology
$qc | fl Name,State
Name : 06f80fa2-c043-41cf-9b73-1c86037be74e-query-1
State : Ready
Name : 06f80fa2-c043-41cf-9b73-1c86037be74e-query-0
State : Offline
$qc[0] | Restart-SPEnterpriseSearchQueryComponent
この例では、検索サービス アプリケーション MySSA
のアクティブなクエリ トポロジにあるクエリ コンポーネントを再開します。