Antivirus : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)
Windows SharePoint Services 3.0 では、ウイルスを含むファイルをユーザーがアップロードすることもダウンロードすることもできないように防げるようになりました。Windows SharePoint Services 3.0 と互換性のあるウイルス スキャナをインストールしている場合は、サーバーに対してウイルス対策保護機能を有効にすることができます。ウイルス対策保護機能を有効にすると、ユーザーがドキュメントをドキュメント ライブラリまたはリストに追加したときや、ドキュメント ライブラリまたはリスト内のドキュメントを表示したときに、ウイルスが存在しないかどうかファイルがチェックされます。ウイルスが見つかると、スキャナはそのファイルのクリーニングを試みます。ファイルをクリーニングできない場合は、そのファイルの追加または表示をブロックします。
注意
アップロードを完了した後に、ファイルからウイルスが検出された場合、ユーザーはそのファイルを開けなくなります。この状況が発生した場合でも、管理者は、ユーザーがこのファイルをローカル コンピュータに保存して開くことを許可することができます。詳細については、「Avallowdownload」を参照してください。
Office SharePoint Server 2007 でウイルス対策保護を有効にするには、Office SharePoint Server 2007 を実行するすべてのサーバー コンピュータにMicrosoft Office SharePoint Server 2007 と互換性のあるウイルス対策ソフトウェアを事前にインストールする必要があります。サーバー ファーム構成であれば、サーバー ファーム内のすべてのフロントエンド Web サーバーにウイルス対策ソフトウェアをインストールする必要があります。Office SharePoint Server 2007 に対応したウイルス スキャナ、およびそのインストールについては、ご使用のウイルス対策ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。
ウイルス対策プロパティは、setproperty および getproperty 操作の一部です。setproperty 操作の構文は以下のとおりです。
stsadm -o setproperty
-propertyname <プロパティ名>
-propertyvalue <プロパティ値>
[-url] <URL>
getproperty 操作の構文は次のとおりです。
stsadm -o getproperty
-propertyname <プロパティ名>
[-url] <URL>
注意
-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用することもできます。
次の表では、ウイルス対策プロパティについて説明します。
プロパティ名 | 説明 |
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ウイルスに感染したドキュメントを、ユーザーがローカル コンピュータにダウンロードすることを許可するかどうかを指定します。 |
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ウイルスのクリーニングを有効にするか、または無効にするかを指定します。 |
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Avdownloadscanenabled : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server) |
ドキュメントのダウンロード時にそれらをスキャンするかどうかを指定します。 |
ウイルス対策処理に使用するスレッド数を指定します。 |
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ウイルス対策処理がタイムアウトになるまでの時間を指定します。 |
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Avuploadscanenabled : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server) |
ドキュメントのアップロード時にそれらをスキャンするかどうかを指定します。 |