Databaserepair : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)

説明

Windows SharePoint Services 内のコンテンツ データベースから、孤立した項目を検出して削除します。場合によっては、Windows SharePoint Services で使用するコンテンツ データベースが破損することがあります。破損したデータベースには孤立した項目が含まれることもあります。たとえば、ドキュメントに親ドキュメント ライブラリが存在しない場合や、リストに親 Windows SharePoint Services Web サイトが存在しない場合などです。databaserepair 操作では、コンテンツ データベース内の以下の種類の孤立した項目のみを検出して修復します。

  • 親 Windows SharePoint Services Web サイトが存在しない Windows SharePoint Services Web サイト

  • 親 Windows SharePoint Services Web サイトが存在しないサブ Web

  • 親 Windows SharePoint Services Web サイトが存在しないリスト

  • 親ドキュメント ライブラリが存在しないドキュメント

  • 親リストが存在しないリスト アイテム

  • 親 Windows SharePoint Services Web サイトが存在しない Web ページ

注意

この操作では、その他の種類のデータベースの破損は修復しません。

構文

stsadm -o databaserepair

-url <url 名>

-databasename <データベース名>

[-deletecorruption]

パラメーター

パラメーター名と短縮形 必須/省略可能 説明

url

有効な URL ("http://サーバー名" など)

必須

修復している Web アプリケーションの URL 名。

databasename (dn)

有効なデータベース名 ("DB1" など)

必須

修復するコンテンツ データベースの名前。

deletecorruption

<なし>

省略可能

コンテンツ データベースから、破損した項目を削除します。

孤立したサイトを検知する

孤立した項目を検知するには、次の構文を使用します。

stsadm -o databaserepair -url http://<URL_of_WindowsSharePointServices_Site> -databasename <孤立した項目が含まれるデータベースの名前>

孤立したサイトを削除する

孤立した項目を削除するには、次の構文を使用します。

stsadm -o databaserepair -url http://<URL_of_WindowsSharePointServices_Site> -databasename <削除対象の孤立した項目が含まれるデータベースの名前> -deletecorruption