ワークフローと Windows SharePoint Services 3.0
WF も Windows SharePoint Services も、それ自体で有用です。しかし、Windows SharePoint Services のドキュメント志向の機能に組み込まれたヒューマン ワークフロー アプリケーション作成能力は、さらに有用でしょう。これを可能にするのが Windows SharePoint Services 3.0 です。この新しいリリースは WF を使用して構築されており、Windows Server 2008 の次期バージョンに含まれる予定です。また Windows Server 2003 のオプションの更新プログラムとして Windows Update から無償で入手できる予定です。
Windows Workflow Foundation と Windows SharePoint Services の統合
前述のように、WF のランタイム エンジンは、どの Windows プロセスでもホストできます。Windows SharePoint Services 3.0 はこれを利用し、このエンジンのホストの役割を果たします。サーバーには、それぞれが特定のワークフローを定義するコードを含む、1 つ以上のワークフロー テンプレートを置くことができます。これが完了すると、特定のテンプレートとドキュメント ライブラリまたはリスト、あるいはコンテンツ タイプとの間に関連付けが作成されます。その後このテンプレートは Windows SharePoint Services にホストされた WF ランタイム エンジンによってロードされ、実行されます。次の図は一連の流れを示しています。
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すべての WF ワークフローと同じく、Windows SharePoint Services 3.0 に基づくワークフローも、WF ランタイム サービスを使用します。しかし、Windows SharePoint Services でホストされるワークフローをよりよくサポートするために、Version 3.0 は、組み込みサービスのいくつかを置き換えます。WF 標準の永続化サービスは更新され、たとえば、永続化されたワークフローがそのワークフローに関連付けられたドキュメントやアイテムにリンクされた状態が可能になっています。
各パーツがどのようにはめ込まれているかについてアーキテクチャを見ておくことは有益であり、Windows SharePoint Services 3.0 のワークフローを理解するには不可欠です。しかし、実際に起こっていることを理解する最善の方法は、このテクノロジを使用する典型的なシナリオを見ることです。次のセクションでは、Windows SharePoint Services のワークフローを使用する簡単な例を見ていきます。
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入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。