バージョン管理の有効化と構成 (Windows SharePoint Services 3.0)
バージョン管理は、サーバーファーム レベルでは行われません。各ライブラリまたはリストのサイト所有者によって、別々に有効化され、構成される必要があります。ファイルまたはリスト アイテムのバージョンを追跡する場合、各バージョンは、バージョン履歴の一部として番号付けされ、保存されます。組織内のユーザーは、バージョン履歴を表示し、必要に応じて以前のバージョンを復元することができます。特定のリストまたはライブラリでは、次の設定を指定できます。
**バージョン管理をしない **各バージョンに関連付けられている、以前のドキュメントのバージョンやコメントなどの履歴は取得できません。これが既定の設定です。
メジャー バージョンを作成する 各繰り返しは、順番に番号付けされた (1、2、3、などの) バージョンを持つドキュメントの完全な複写になります。ドキュメント ライブラリへのアクセス権を持つすべてのユーザーは、更新されたすべてのバージョンを表示できます。このオプションは、下書きバージョンと発行済みバージョンを区別する必要がない場合に使用します。記憶域への影響を制御するため、現在のバージョン基にして、保持する以前のバージョンの数を指定できます。
**メジャー バージョンとマイナー バージョンを作成する **最後が 0 のバージョンはメジャー バージョンで、最後が 0 以外のバージョンはマイナー バージョンです。メジャー バージョンのみを発行することができます。マイナー バージョンを操作するため、追加のアクセス許可レベルを構成できます。大部分のシナリオで、メジャー バージョンを編集できるユーザーはマイナー バージョンも編集できますが、読み取り専用ユーザーはメジャー バージョンの表示のみができます。以前のオプションと同様に、現在のバージョンに基づいて保持する以前のバージョンの数を指定できます。また、メジャー バージョンごとに保持するマイナー バージョンの数も指定できます。
重要
バージョン管理を有効にし、構成するには、リストまたはライブラリ上でフル コントロールのアクセス許可レベルを持っている必要があります。
バージョン管理を有効にするには、次の手順に従います。
バージョン管理を有効にするには、次の手順を実行します。この手順を完了すると、組織内のユーザーはバージョン履歴を表示したり、必要に応じて以前のバージョンを復元したりできるようになります。
バージョン管理の有効化
リストまたはライブラリをまだ開いていない場合は、サイド リンク バー上の名前をクリックします。
リストまたはライブラリの名前が表示されない場合は、[すべてのサイト コンテンツの表示] をクリックして、リストまたはライブラリの名前をクリックします。
[設定] メニューで、開いているライブラリの種類の設定をクリックします。
たとえば、ドキュメント ライブラリで、リストの [ドキュメント ライブラリの設定] をクリックして、[リストの設定] をクリックします。
[全般設定] セクションで、 [バージョン設定] をクリックします。
[コンテンツの承認] セクションで、[はい] または [いいえ] を選択します。
送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にすることの詳細については、「Require approval of items or files in a list or library (英語) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=104971&clcid=0x409)」を参照してください。
次のいずれかの操作を行います。
リスト アイテムで、バージョンが追跡されるように指定するには、[アイテムのバージョン履歴] セクションの [このリストのアイテムを編集するたびにバージョンを作成する] をクリックします。
ファイルで、1 種類のバージョンのみが追跡されるように指定するには、[ドキュメントのバージョン履歴] セクションの [メジャー バージョンを作成する] をクリックします。
ファイルで、メジャーおよびマイナー バージョンの両方が追跡されるようにするには、[ドキュメントのバージョン履歴] セクションの [メジャーとマイナー (下書き) バージョンを作成する] をクリックします。
保存するアイテムまたはファイルのバージョンの数を指定できます。 [アイテムのバージョン履歴] セクションまたは [ドキュメントのバージョン履歴] セクションで次のいずれかを行います。
保存されるリスト アイテムのバージョンの数を指定するには、[次の数のバージョンを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョンの数を入力します。
保存されるファイルのメジャー バージョンの数を指定するには、[次の数のメジャー バージョンを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するメジャー バージョンの数を入力します。
下書きを保存するメジャー バージョンの数を指定するには、[次の数のメジャー バージョンの下書きを保存する] チェック ボックスをオンにして、下書き (メジャー バージョン) を保存するメジャー バージョンの数を入力します。
[送信されたアイテムに対するコンテンツの承認を必須にする] を選択する場合は、ここで、このドキュメント ライブラリの下書きアイテムを確認するユーザーを選択する必要があります。次のいずれかを選択してください。
アイテムを閲覧できるすべてのユーザー
アイテムを編集できるユーザー
アイテムの作成者およびアイテムを承認できるユーザー
下書きを閲覧および編集できるユーザーの指定の詳細については、「Specify who can view drafts (英語) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=104975&clcid=0x409)」を参照してください。
[チェックアウトを必須にする] セクションで、[はい] または [いいえ] を選択します。
チェックアウトを必須にすることの詳細については、「Require check-out for files in a library (英語) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=104974&clcid=0x409)」を参照してください。
[OK] をクリックします。