Second-stage-recycle-bin-quota : Stsadm プロパティ (Windows SharePoint Services)
説明
削除済みデータ バックアップに使用できるハード ディスク領域を、Web アプリケーションに割り当てられているクォータの割合で指定します。
たとえば、Web アプリケーションに 200 メガバイト (MB) のハード ディスク領域を割り当てている場合は、削除済みデータ バックアップに 50 パーセントのクォータを割り当てると、削除済みデータ バックアップに 100 MB、Web アプリケーション全体で 300 MB が割り当てられます。
既定では、削除済みデータ バックアップには、ごみ箱から削除されたアイテムが保存されます。サイト コレクションの管理者は、この削除済みデータ バックアップを管理します。
このプロパティは、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [Web アプリケーション全般設定] ページにある [**削除済みデータ バックアップ用の有効なサイト クォータの割合 : __%****] ユーザー インターフェイス設定に相当します。
構文
setproperty 操作の構文は、以下のとおりです。
stsadm -o setproperty
-propertyname second-stage-recycle-bin-quota
-propertyvalue <割合を表す数値>
[-url] <URL>
getproperty 操作の構文は、以下のとおりです。
stsadm -o getproperty
** propertyname second-stage-recycle-bin-quota**
[-url] <URL>
注意
-pn を -propertyname に、また -pv を -propertyvalue に置き換えることができます。
値
以下の表に使用できる値を示します。
名前 | 値 |
---|---|
propertyname |
プロパティの名前を取得または設定します。 |
propertyvalue |
割合で表現されたクォータの量。既定値は 50 パーセントです。 |
url |
通常は、http://*server_name* という形式の、Web アプリケーションの URL へのパスです。 |
例
削除済みデータ バックアップのクォータの量を 60 パーセントに増やすには、以下の構文を使用します。
stsadm -o setproperty -pn second-stage-recycle-bin-quota -pv 60 -url https://server_name
second-stage-recycle-bin プロパティの現在の設定を表示するには、以下の構文を使用します。
stsadm -o getproperty -pn second-stage-recycle-bin-quota -url https://server_name