次の方法で共有


SQL Server ツールを使用して Windows SharePoint Services 3.0 を復元する

Microsoft SQL Server 2005 ツールを使用して、Windows SharePoint Services 3.0 で使用されるデータベースをバックアップおよび復元できます。

重要

Windows SharePoint Services 3.0 の復元機能を使用して構成データベースまたはサーバーの全体管理コンテンツ データベースを復元することはできません。SQL Server 2005 のバックアップおよび復元ツールを使用して構成データベースを異なるファームまたはトポロジ構成に復元することはできません。

次のデータベースを復元できます。

  • コンテンツ データベース

  • 検索データベース

    注意

    検索インデックスは SQL Server には保存されません。SQL Server 2005 ツールを使用して検索をバックアップおよび復元する場合は、データベース復元時にフル クロールを実行する必要があります。詳細については、「保護対象を選択する (Windows SharePoint Services)」の「Protecting search」を参照してください。

  • サーバーの全体管理コンテンツ データベース

  • 構成データベース

    注意

    構成データベースとサーバーの全体管理コンテンツ データベースには、コンピュータに固有の情報が格納されます。したがって、すべてのソフトウェア更新プログラム、サーバー名、サーバー数などが完全に同じになるように構成した環境でのみ復元できます。つまり、構成データベースをバックアップした後でトポロジやサーバーの役割を変更すると、構成データベースを復元できません。

SQL Server を使用したデータベースの復元の詳細については、「SQL Server でのデータベースのバックアップおよび復元」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=102629&clcid=0x409) を参照してください。

SQL Server ツールを使用してデータベースを復元する

障害が発生した場合は、バックアップを使用してデータベースを復元する必要があります。データベースは次の順序で復元します。

  1. 可能な場合は、現在のデータベースの使用中のトランザクション ログをバックアップして、前回の完全バックアップ以降に行われた変更が失われないようにします。

  2. 前回の完全データベース バックアップを復元します。

  3. 前回の完全データベース バックアップ以降の最も新しい差分データベース バックアップを復元します。

  4. 前回の完全または差分データベース バックアップ以降のすべてのトランザクション ログのバックアップを復元します。

重要

この手順を実行するには、dbcreator 固定サーバー ロールのメンバシップが最低限必要です。

既存のデータベースを復元する

  1. Windows SharePoint Services Timer サービスが実行中の場合は、サービスを停止し、現在実行中のストアド プロシージャが完了するまで数分間待ちます。復元する必要があるすべてのデータベースを復元し終わるまで、サービスを再起動しないでください。

  2. Microsoft SQL Server Management Studio を開き、データベース サーバーに接続します。

  3. オブジェクト エクスプローラで、[データベース] を展開します。

  4. 復元するデータベースを右クリックして、[タスク] をポイントします。次に、[復元] をポイントし、[データベース] をクリックします。

    復元処理時はデータベースが自動的にオフラインになり、他のプロセスからアクセスできなくなります。

  5. [データベースの復元] ダイアログ ボックスで、復元先と復元用のソースを指定し、復元するバックアップ セット (複数可) を選択します。

    復元先と復元用のソースの既定値は、通常、ほとんどの復元シナリオに適しています。

  6. [ページの選択] ペインで、[オプション] をクリックします。

  7. [復元オプション] セクションで、[既存のデータベースを上書きする] のみを選択します。使用する環境またはポリシーが他のオプションを必要とする場合を除いて、このセクションで他のオプションを選択しないでください。

  8. [復旧状態] セクションでは、次のように操作します。

    • 復元する必要があるすべてのトランザクション ログを含めた場合は、[RESTORE WITH RECOVERY] を選択します。

    • 追加のトランザクション ログを復元する必要がある場合は、[RESTORE WITH NO RECOVERY] を選択します。

    • 3 つ目のオプションである [RESTORE WITH STANDBY] は、このシナリオでは使用しません。

      注意

      これらの復元オプションの詳細については、「[データベースの復元] ([オプション] ページ)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=114420&clcid=0x409) を参照してください。

  9. [OK] をクリックして、復元処理を完了します。

  10. 復元している各データベースでこの手順を繰り返します。

  11. Windows SharePoint Services Timer サービスを起動します。

関連項目

概念

SQL Server ツールを使用した Windows SharePoint Services 3.0 のバックアップ
バックアップと復元を計画する (Windows SharePoint Services)