Exchange コネクタを構成および使用する (SharePoint Server 2010)
適用先: SharePoint Server 2010
トピックの最終更新日: 2009-11-07
ここでは、クロール ルールを作成し、Microsoft Exchange Server パブリック フォルダーのクロールに使用するコンテンツ ソースを追加する方法について説明します。
作業を始める前に、クローラーに少なくともパブリック フォルダーへの読み取り権限があることを確認してください。
クロール ルールを作成する
ここでは、クロール ルールの作成に必要な手順について説明します。デフォルトのコンテンツ アクセス アカウントに、クロール先の Exchange パブリック フォルダーへの読み取り権限がない場合に、クロール ルールを作成する必要があります。
クロール ルールを作成するには
この手順を実行しているユーザー アカウントが Search Service アプリケーションの管理者であることを確認します。
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトのホーム ページの [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[サービス アプリケーションの管理] ページで、[Search Service アプリケーション] をクリックします。
[検索管理] ページの [クロール中] セクションで、[クロール ルール] をクリックします。
[クロール ルールの管理] ページの [新しいクロール ルール] をクリックします。
[パス] セクションの [パス] ボックスに、クロールするパスを入力します。
クロール ルールを作成するときに [パス] ボックスに入力する URL の形式は、次のとおりです。<プロトコル>://ホスト名/*
<プロトコル> は、使用するプロトコル (通常は http または https) であり、ホスト名は、Exchange Server を実行するサーバーの NetBIOS 名または完全修飾ドメイン名です。[クロールの構成] セクションで、以下のどちらかを選択します。
[このパスにあるアイテムをすべて除外する] (既定)。
[このパスにあるアイテムをすべて含める]
[認証の指定] セクションで、使用するクロール認証の種類を選択します。このセクションは、[このパスにあるアイテムをすべて含める] を選択した場合にのみ使用します。
[OK] をクリックして、クロール ルールを追加します。
Microsoft Exchange パブリック フォルダー用のコンテンツ ソースを追加する
次の手順を実行して、Exchange Server パブリック フォルダー用のコンテンツ ソースを作成します。ここでは、Exchange Server のバージョンに基づいて、コンテンツ ソースを追加する方法を 2 とおりの手順で示します。最初の手順では、Exchange Server 2007 以前のバージョン用のコンテンツ ソースを追加する方法について説明します。2 番目の手順では、Exchange Server 2007 SP2 以降のバージョン用のコンテンツ ソースを追加する方法について説明します。これには Microsoft Exchange Server 2010 も含まれます。
Exchange Server 2007 以前のパブリック フォルダーにコンテンツ ソースを追加するには
この手順を実行しているユーザー アカウントが Search Service アプリケーションの管理者であることを確認します。
[SharePoint サーバーの全体管理] ホーム ページの [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[サービス アプリケーションの管理] ページで、[Search Service アプリケーション] をクリックします。
[検索管理] ページの [クロール中] セクションで、[コンテンツ ソース] をクリックします。
[コンテンツ ソースの管理] ページで、[新しいコンテンツ ソース] をクリックします。
[コンテンツ ソースの追加] ページの [名前] ボックスに、使用するコンテンツ ソースの名前を入力します。
[コンテンツ ソースの種類] セクションで、[Exchange のパブリック フォルダー] を選択します。
[開始アドレス] セクションで、クロールする Exchange Server パブリック フォルダーの URL を入力します。通常、この URL は次のどちらかの形式で入力します。
<プロトコル>://ホスト名/public
<プロトコル> は http または https であり、ホスト名は Exchange Server を実行するサーバーの NetBIOS 名または完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。
<プロトコル>://ホスト名/public/サブフォルダー
<プロトコル> は http または https であり、ホスト名は Exchange Server を実行するサーバーの NetBIOS 名または完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。サブフォルダーはクロールする特定のサブフォルダー名です。
たとえば、SSL を使用しない exch-01 という名前のサーバーが Contoso ドメインにある場合に、このサーバーのパブリック フォルダーにあるすべてのサブフォルダーをクロールするには、「http://exch-01/public」または「http://exch-01.contoso.com」と入力します。同じパブリック フォルダーにある Bob という名前のサブフォルダーのみをクロールするには、「http://exch-01/public/bob」または「**http://exch-01.contoso.com/bob**」と入力します。
注意
パフォーマンス上の理由により、複数のコンテンツ ソースに同じ開始アドレスを追加することはできません。
[クロール設定] セクションで、選択したコンテンツの種類に対する動作を選択します。
必要に応じて、[クロールのスケジュール] セクションで、フル クロールおよび増分クロールを開始するタイミングを指定できます。
フル クロールのスケジュールを作成するには、[フル クロール] ボックスの一覧の下にある [スケジュールの作成] リンクをクリックします。
増分クロールのスケジュールを作成するには、[増分クロール] ボックスの一覧の下にある [スケジュールの作成] リンクをクリックします。
[OK] をクリックします。
作成する追加のコンテンツ ソースごとに手順 4. ~ 10. を繰り返します。
Microsoft Exchange 2007 SP2 以降のパブリック フォルダー用のコンテンツ ソースを追加するには
この手順を実行しているユーザー アカウントが Search Service アプリケーションの管理者であることを確認します。
Web ブラウザーを使用して、クロールするパブリック フォルダーがある Exchange Server の Outlook Web Access Web ページに移動します。
クロールするパブリック フォルダーへの読み取り権限があるユーザー アカウントを使って Outlook Web Access にログオンします。
クロールするパブリック フォルダーに移動し、フォルダーを右クリックしてから [新しいウィンドウで開く] を選択します。
新しいウィンドウが開いたら、そのウィンドウのアドレス バーに表示されている URL の全体をコピーします。これが Outlook Web Access パブリック フォルダーのアドレスです。
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[サービス アプリケーションの管理] ページで、[Search Service アプリケーション] をクリックします。
[検索管理] ページの [クロール中] セクションで、[コンテンツ ソース] をクリックします。
[新しいコンテンツ ソース] をクリックします。
[コンテンツ ソースの追加] ページの [名前] ボックスに、使用するコンテンツ ソースの名前を入力します。
[コンテンツ ソースの種類] セクションで、[Exchange のパブリック フォルダー] を選択します。
[開始アドレス] セクションに、手順 5. でコピーした Outlook Web Access パブリック フォルダーのアドレスを貼り付けます。
[クロール設定] セクションで、選択したコンテンツの種類に対する動作を選択します。
必要に応じて、[クロールのスケジュール] セクションで、フル クロールおよび増分クロールを開始するタイミングを指定できます。
フル クロールのスケジュールを作成するには、[フル クロール] ボックスの一覧の下にある [スケジュールの作成] リンクをクリックします。
増分クロールのスケジュールを作成するには、[増分クロール] ボックスの一覧の下にある [スケジュールの作成] リンクをクリックします。
コンテンツ ソースを作成するには、[OK] をクリックします。