次の方法で共有


証明書インフラストラクチャの要件

 

トピックの最終更新日: 2011-11-03

Microsoft Lync Server 2010 通信ソフトウェアでは、TLS 接続および相互 TLS (MTLS) 接続をサポートするための公開キー基盤 (PKI) が必要です。

Lync Server 2010 は、以下の目的のために証明書を使用します。

  • クライアントとサーバー間の TLS 接続

  • サーバー間の MTLS 接続

  • パートナーの自動 DNS 検出を使用するフェデレーション

  • インスタント メッセージング (IM) 用のリモート ユーザー アクセス

  • 音声/ビデオ (A/V) セッション、アプリケーション共有、および会議への外部ユーザー アクセス

  • Web サービスの自動検出を使用するモバイル要求

Lync Server 2010 の場合、以下の共通要件が適用されます。

  • すべてのサーバー証明書がサーバーの承認 (サーバー EKU) をサポートしている必要がある。

  • すべてのサーバー証明書に CRL 配布ポイント (CDP) を含める必要がある。

  • Lync Server を実行している内部サーバーでは、自動登録がサポートされている。

  • Lync Server エッジ サーバーでは、自動登録がサポートされていない。

  • Windows Server 2003 の CA に対して Web ベースの証明書要求を送信する場合は、Windows Server 2003 (SP2 適用済み) または Windows XP を実行しているコンピューターから送信する必要があります。

    KB922706 は、Windows Server 2003 証明書サービスの Web 登録について Web 証明書の登録に関わる問題解決をサポートしますが、Windows Server 2008、Windows Vista、または Windows 7 を使用して、Windows Server 2003 CA から証明書を要求できるようにはなりません。

  • 1024、2048、および 4096 のキーの長さがサポートされます。

  • 既定のハッシュ アルゴリズムは RSA です。 ECDH_P256、ECDH_P384、および ECDH_P521 のハッシュ アルゴリズムもサポートされます。