Enterprise Edition フロントエンド プール展開でのサーバーの併置
トピックの最終更新日: 2013-03-05
このセクションでは、Microsoft Lync Server 2010 フロント エンド プール展開で併置できるサーバーの役割、データベース、およびファイル共有について説明します。
サーバーの役割
次のサーバーの役割は、同じコンピューターに併置できます。
フロント エンド サーバーと音声ビデオ会議サービスおよび仲介サービス 既定の構成は音声ビデオ会議サービスと仲介サービスの併置ですが、その両方または一方をそれぞれ別のスタンドアロン サーバーに展開することもできます。
監視サーバーとアーカイブ サーバー このセクションで後述するように、これらの両方または一方をデータベース サーバーに併置することもできます。
次のサーバーの役割は、それぞれ別のコンピューターに展開する必要があります。
ディレクター
エッジ サーバー
信頼済みアプリケーション サーバー
スタンドアロンの音声ビデオ会議サーバー (フロント エンド サーバーと併置しない場合)
仲介サーバー (フロント エンド サーバーと併置しない場合)
Microsoft Lync Server 2010、グループ チャットは、どのサーバーの役割とも併置できません。
次のサーバーの役割のどちらか、または両方をフロント エンド サーバーに併置しない場合は、各スタンドアロン サーバーをそれぞれ別のコンピューターに展開する必要があります。
スタンドアロンの音声ビデオ会議サーバー
スタンドアロンの仲介サーバー
データベース
次のそれぞれのデータベースは、同じデータベース サーバーに併置できます。
バック エンド データベース
監視データベース
アーカイブ データベース
これらのデータベースのいくつか、またはすべてを単一の SQL インスタンスに併置できます。また、これらの各データベースをそれぞれ別の SQL インスタンスで使用することもできます。ただし、この場合、次の制約があります。
各 SQL インスタンスは、単一のバックエンド データベース、単一の監視データベース、および単一のアーカイブ データベースのみを含むことができます。
データベース サーバーは、複数のフロント エンド プール、複数のアーカイブ サーバー、および複数の監視サーバーをサポートできませんが、データベースが同じ SQL インスタンスで使用されているか、それぞれ別の SQL インスタンスで使用されているかにかかわらず、データベース サーバーは、フロント エンド プール、アーカイブ サーバー、および監視サーバーをそれぞれ 1 つずつサポートできます。
単一の監視サーバー、単一のアーカイブ サーバー、またはその両方をデータベースと併置できます。このセクションで後述するように、ファイル共有をデータベースと併置することもできます。
(グループ チャット サーバーの) グループ チャット データベースとコンプライアンス データベースはどのデータベース サーバーまたはグループ チャット サーバーとも併置しないでください。そのような併置はサポートされていません。
ファイル共有
ファイル共有は、別個のサーバーを使用することも、次のいくつか、またはすべてと同じサーバーに併置することもできます。
データベース サーバー (Enterprise Edition フロント エンド プールのバック エンド サーバー、アーカイブ データベース、監視データベースを含む)
監視サーバー
アーカイブ サーバー
単一のファイル共有を複数のフロント エンド プール、複数の Standard Edition サーバー、複数のアーカイブ サーバー、および複数の監視サーバーで使用できます (これらのプールやサーバーはすべて同じサイトに存在)。
その他のコンポーネント
リバース プロキシ サーバーは併置できません。リバース プロキシ サーバーは、Lync Server 2010 のコンポーネントではありませんが、Lync Server のサーバーの役割でフェデレーション ユーザーのために Web コンテンツの共有をサポートする場合に必要となります。ただし、組織内で他のアプリケーションに使用している既存のリバース プロキシ サーバーにサポートを構成することによって、Lync Server 展開にリバース プロキシのサポートを実装することはできます。
Exchange ユニファイド メッセージング (UM) コンポーネントまたは SharePoint コンポーネントは、どの Lync Server の役割とも併置できません。