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Set-CsTrustedApplicationPool

 

トピックの最終更新日: 2012-03-25

信頼されたアプリケーションをホストするコンピューターを含むプールを変更します。

構文

Set-CsTrustedApplicationPool [-Identity <XdsGlobalRelativeIdentity>] [-AppSharingPortCount <UInt16>] [-AppSharingPortStart <UInt16>] [-AudioPortCount <UInt16>] [-AudioPortStart <UInt16>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Force <SwitchParameter>] [-OutboundOnly <$true | $false>] [-Registrar <String>] [-RequiresReplication <$true | $false>] [-ThrottleAsServer <$true | $false>] [-TreatAsAuthenticated <$true | $false>] [-VideoPortCount <UInt16>] [-VideoPortStart <UInt16>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

Microsoft Lync Server 2010 展開内で信頼されたアプリケーションを実行しているコンピューターは、信頼されたアプリケーション専用の個別のプールに追加することをお勧めします。ただし、信頼されたアプリケーション コンピューターを、それ以外の目的でも使用される既存のプールに追加することができます。Set-CsTrustedApplicationPool コマンドレットを実行すると、既存の信頼されたアプリケーション プールの設定が変更されます。このコマンドレットを使用して、プールに関連付けられているコンピューターを変更することはできません。それを行うためには、CsTrustedApplicationComputer コマンドレットを使用する必要があります。

このコマンドレットを実行できるユーザー:既定では、次のグループのメンバーが、Set-CsTrustedApplicationPool コマンドレットをローカルで実行することを承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Set-CsTrustedApplicationPool"}

パラメーター

パラメーター 必須かどうか 説明

Identity

必須

XdsGlobalRelativeIdentity

設定を変更するプールの完全修飾ドメイン名 (FQDN) またはサービス ID。

AppSharingPortCount

省略可能

Uint16

アプリケーション共有接続で使用可能なポート範囲内のポート数。

AppSharingPortStart

省略可能

UInt16

アプリケーション共有接続で使用可能なポート範囲の最初のポート番号。

AudioPortCount

省略可能

UInt16

オーディオ接続で使用可能なポート範囲内のポート数。

AudioPortStart

省略可能

UInt16

オーディオ接続で使用可能なポート範囲の最初のポート番号。

OutboundOnly

省略可能

ブール値

信頼されたアプリケーションがプール内のサーバーへの接続を開始できるかどうかを指定します。すべての接続が、アプリケーションではなくサーバーから開始されるようにする場合は、この値を True に設定します。

Registrar

省略可能

文字列

プールのレジストラー サービスのサービス ID または FQDN。レジストラーを変更すると、アプリケーションに付加された連絡先が孤立することに注意してください。そのような連絡先は、Move-CsApplicationEndpoint コマンドレットを呼び出して移動する必要があります。

RequiresReplication

省略可能

ブール値

このプールでレプリケーションが必要かどうかを指定します。レプリケーションが不要な場合はこの値を False に設定します。Microsoft Outlook Web Access および手動でプロビジョニングしたアプリケーションの場合は、通常、このパラメーターを False に設定します。

ThrottleAsServer

省略可能

ブール値

プール内のサーバーと信頼されたアプリケーション間の接続をクライアントとして制限するには、このパラメーターを false に設定します。これにより、サーバーとして接続を制限する既定の True よりも、接続に対しての制限がより大きくなります。接続を制限することで、単に、同時に発生するトランザクション数を制限します。

TreatAsAuthenticated

省略可能

ブール値

プール内のサーバーに接続する信頼されたアプリケーションに対して、認証が必要かどうかを指定します。信頼されたアプリケーションに対して認証が行われるようにする場合は、このパラメーターを False に設定します。既定値の True にすると、信頼されたアプリケーションは、既に認証済みという前提で接続を許可されます。

VideoPortCount

省略可能

UInt16

ビデオ接続で使用可能なポート範囲内のポート数。

VideoPortStart

省略可能

Uint16

ビデオ接続で使用可能なポート範囲の最初のポート番号。

Force

省略可能

SwitchParameter

変更を行う前に表示されるように設定されているすべての確認メッセージを表示しないようにします。

WhatIf

省略可能

SwitchParameter

実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。

Confirm

省略可能

SwitchParameter

コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。

入力の種類

Microsoft.Rtc.Management.Xds.DisplayExternalServer オブジェクト。信頼されたアプリケーション プール オブジェクトのパイプライン処理された入力を受け入れます。

戻り値の種類

このコマンドレットには戻り値はありません。Microsoft.Rtc.Management.Xds.DisplayExternalServer 型のオブジェクトが変更されます。

-------------------------- 例 1 ------------------------

Set-CsTrustedApplicationPool -Identity TrustPool.litwareinc.com -OutboundOnly $True

この例では、TrustPool.litwareinc.com という FQDN を持つプールを変更しています。Identity パラメーターを使用して変更するプールの FQDN を指定しています。この例では、パラメーター OutboundOnly に値 True ($True) を指定して、プールの OutboundOnly プロパティを変更しています(既定値は False です)。