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Hosted Exchange UM のルーティング

 

トピックの最終更新日: 2010-12-13

ExUM ルーティング アプリケーションはフロント エンド サーバー上で動作し、内部設置型 Microsoft Exchange Server ユニファイド メッセージング (UM) 展開または Hosted Exchange UM に通話をルーティングします。

ExUM ルーティング アプリケーション

Lync Server 2010 ExUM ルーティング アプリケーションは、次の図に示すように、ユーザー アカウント設定とホスト ボイス メール ポリシーのパラメーターの情報を使用して、ホストされたボイス メッセージングの通話をルーティングする方法を判断します。

Exchange UM ルーティングが混在している展開の例

社内の Lync Server Exchange UM 展開

Exchange UM ルーティングは、内部設置型 Exchange UM が有効になっているユーザー、Hosted Exchange UM が有効になっているユーザー、またはこの 2 つの組み合わせに対して通話をルーティングするように構成できます。

たとえば、Roy のメールボックスと Exchange UM サービスが内部設置型 Exchange 展開に所属しているとします。

  • Roy のユーザー アカウントのプロキシ アドレス情報は、ExUM ルーティング アプリケーションが Roy の通話を内部設置型 Exchange UM サーバーにルーティングする際に使用する情報を提供します。

Alice のメールボックスと Exchange UM サービスは、Hosted Exchange サービス プロバイダーのデータ センターにあります。 Alice の Exchange UM 通話のルーティングは、次のように構成されています。

  • Alice のユーザー アカウントの msExchUCVoiceMailSettings 属性に設定された値は、ExUM ルーティング アプリケーションに対して、ホスト ボイス メール ポリシーのルーティング情報を確認するように示しています。

    note注:
    msExchUCVoiceMailSettings 属性の値は、Exchange サービス プロバイダーまたは Lync Server 管理者が設定できます。 上記の図の例では、値 (CsHostedVoiceMail=1) は Lync Server 管理者によって Alice に対してホスト ボイス メールを有効にするように設定されています。 この属性の詳細については、「Hosted Exchange ユーザー管理」を参照してください。
  • Alice のユーザー アカウントに割り当てられたホスト ボイス メール ポリシーは、次のルーティング情報を提供します。

    • 宛先は Hosted Exchange UM サービス プロバイダー (この例では、ls.ExUm.<hostedExchangeServer>.com) です。

    • 組織はテナント ID で識別されます。このテナント ID は、ls.ExUm.<hostedExchangeServer>.com (この例では、corp.contoso.com および corp.litwareinc.com) にある Exchange Server テナントの SIP メッセージのルーティング FQDN です。

      詳細については、「ホスト ボイス メール ポリシー」を参照してください。

note注:
msExchUCVoiceMailSettings 属性と UM プロキシ アドレス設定の両方がユーザー アカウントに設定されている場合、msExchUCVoiceMailSettings 属性が優先されます。