Enterprise Edition サーバーのシステム要件

 

トピックの最終更新日: 2012-10-17

Microsoft Lync Server 2010 の Enterprise Edition を実行しているサーバーは、主な組織展開として、大企業を対象としています。 Enterprise Edition サーバーは、1 プールにつき、約 80,000 の所属ユーザーまでの拡張性を有するよう、設計されています。 Enterprise Edition および Standard Edition の主な違いは、Standard Edition は、Enterprise Edition の 高可用性機能をサポートしないことです。 高可用性の場合、複数のフロント エンド サーバーがプールに展開され、SQL Server ベースのサーバーをクラスタ化でき、そして SQL Server データベースは、専用の SQL Server ベースサーバーとして展開され、フロント エンド プールのデータのインスタンスを維持します。 Enterprise Edition サーバーでは、音声ビデオ会議サーバーおよび仲介サーバーを共存させるか、またはスタンドアロン サーバーとして定義するかを選ぶことができます。 監視サーバーおよびアーカイブ サーバーは、スタンドアロン SQL Server ベースのデータベース サーバーを使用することができ、またはフロント エンド サーバーおよびプールの SQL Server ベースのサーバーに作成されたインスタンスを擁することができます。

オペレーティング システムのインストール

重要:
Lync Server 2010 は、64 ビットのハードウェアおよび 64 ビット版の Windows Server オペレーティング システムを必要とする 64 ビット版のみがあります。 Lync Server 2010 の 32 ビット版は、このリリースにはありません。

Enterprise Edition サーバーは、次のどれでも使用することができます。

• Windows Server 2008 x64 SP2

• Windows Server 2008 R2

Enterprise Edition フロントエンド サーバーにオペレーティング システム ソフトウェアをインストールします。オペレーティング システムを最新の状態にするため、そして組織の標準に沿うのに必要な更新レベルにするために、すべての変更プログラムを適用します。Lync Server 2010 には Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 が必要です。マイクロソフト サポート技術情報の記事 981575「A memory leak occurs in a .NET Framework 2.0-based ２application that uses the AesCryptoServiceProvider class」(https://support.microsoft.com/kb/981575/ja-jp) で示されている更新プログラムを適用する必要があります。

Lync Server 2010 の追加ソフトウェア

オペレーティング システムに必要な更新プログラムに加えて、Lync Server 2010 にはオペレーティング システムの役割、機能、および操作するためのソフトウェアが必要です。 トポロジの公開および Lync Server 2010 のインストールの前にインストールしておく必要がある追加ソフトウェアの詳細については、「計画」のドキュメントの「追加のソフトウェア要件」を参照してください。