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Test-CsGroupExpansion

 

トピックの最終更新日: 2012-03-27

ユーザーがグループ拡張を使用できるかどうかをテストします。Lync Server では、ユーザーが Active Directory 配布グループを連絡先として構成できます。グループを "展開" すると、そのグループの各メンバーの名前およびプレゼンス情報が表示されます。UNRESOLVED_TOKEN_VAL(ps-intro-in-LS2010)

構文

Test-CsGroupExpansion -TargetFqdn <String> [-Authentication <TrustedServer | Negotiate | ClientCertificate | LiveID>] [-External <SwitchParameter>] [-RegistrarPort <Int32>] [-UserSipAddress <String>] <COMMON PARAMETERS>

Test-CsGroupExpansion -UserCredential <PSCredential> -UserSipAddress <String> [-Authentication <TrustedServer | Negotiate | ClientCertificate | LiveID>] [-External <SwitchParameter>] [-RegistrarPort <Int32>] [-TargetFqdn <String>] <COMMON PARAMETERS>

Test-CsGroupExpansion -TargetUri <String> -UserSipAddress <String> [-Authentication <TrustedServer | Negotiate | ClientCertificate | LiveID>] [-WebCredential <PSCredential>] <COMMON PARAMETERS>

COMMON PARAMETERS: -GroupEmailAddress <String> [-DomainController <String>] [-Force <SwitchParameter>] [-OutLoggerVariable <String>] [-OutVerboseVariable <String>]

例 1

例 1 に示すコマンドでは、グループ拡張を確認するため、レジストラー プール atl-cs-001.litwareinc.com に接続します。このテストを実行するために、コマンドではグループ FinanceGroup@litwareinc.com を使用しています。

Test-CsGroupExpansion -TargetFqdn atl-cs-001.litwareinc.com -GroupEmailAddress FinanceGroup@litwareinc.com 

解説

ユーザーは、Active Directory 配布グループのすべてのメンバーとの定期的な連絡が必要になることがあります。たとえば、そのグループが、あるチームのすべてのメンバーで構成されている場合や、特定のプロジェクトに割り当てられているすべてのユーザーで構成されている場合が考えられます。これを踏まえて、Lync Server では配布グループを連絡先として構成できます。その場合は、グループの個々のメンバーではなくグループに対してメッセージのアドレス指定を行うだけで、グループのすべてのメンバーに同じインスタント メッセージを送信できます。

そのグループの特定の個人と連絡を取る (またはそのプレゼンスを確認する) 必要がある場合もあります。グループ拡張を使用すると、グループのすべてのメンバーと各自の現在のステータスをすばやく簡単に表示できます。さらに、グループ内のすべてのメンバーではなく、1 人または複数のグループ メンバーを選択して、そのユーザーだけにインスタント メッセージを送信することもできます。

グループ拡張は、Set-CsWebServiceConfiguration コマンドレットを使用して有効および無効にします。グループ拡張が有効になっている場合、Test-CsGroupExpansion コマンドレットを実行してグループ拡張機能が動作するかどうかを確認できます。このコマンドレットで、グループの電子メール アドレスを使用して Active Directory 配布グループを指定します。Test-CsGroupExpansion コマンドレットは、次にグループ拡張を使用してグループのメンバーシップを取得し、取得した一覧と、指定したグループの電子メール アドレスのメンバーシップを比較します。2 つの一覧が一致した場合、グループ拡張は正しく機能しています。

グループ拡張のテストには 2 種類の方法があります。サービス自体をテストするか、または関連付けられた Web サービスをテストします。

このコマンドレットを実行できるユーザー: このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets -match "Test-CsGroupExpansion"}

パラメーター

パラメーター 必須かどうか 説明

GroupEmailAddress

必須

System.String

対象配布グループの電子メール アドレスです。次に例を示します。-GroupEmailAddress "FinanceGroup@litwareinc.com" です。

TargetFqdn

必須

System.String

グループ拡張をテストするレジストラー プールの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。次に例を示します。-TargetFqdn "atl-cs-001.litwareinc.com" です。

TargetUri パラメーターと TargetFqdn パラメーターの両方を同じコマンドで使用できないことに注意してください。

TargetUri

必須

System.String

グループ拡張 Web サービスの URI (Uniform Resource Identifier) です。次に例を示します。-TargetUri "https://atl-cs-001.litwareinc.com/groupexpansion" です。

TargetUri パラメーターと TargetFqdn パラメーターの両方を同じコマンドで使用できないことに注意してください。

UserCredential

必須

System.Management.Automation.PSCredential

テストで使用されるユーザー アカウントのユーザー資格情報オブジェクトです。UserCredential に渡す値は、Get-Credential コマンドレットを使用して取得されるオブジェクト参照である必要があります。たとえば次のコードは、litwareinc\kenmyer というユーザーの資格情報オブジェクトを戻し、そのオブジェクトを $x という名前の変数に格納します。

$x = Get-Credential "litwareinc\kenmyer"。

このコマンドを実行するときは、ユーザーのパスワードを入力する必要があります。

このユーザー資格情報は、ログオン ユーザーの資格情報でテストを実行し TargetFqdn パラメーターを使用する場合は、必要ありません。TargetUri パラメーターを使用する場合は、このユーザー資格情報が必要です。

Authentication

省略可能

Microsoft.Rtc.Management.SyntheticTransactions.SipSyntheticTransaction+AuthenticationMechanism

テストで使用される認証の種類。有効な値は次のとおりです。

* TrustedServer

* Negotiate

* ClientCertificate

* LiveID

DomainController

省略可能

System.String

指定したドメイン コントローラーに接続して、グループ拡張をテストできます。特定のドメイン コントローラーに接続するには、DomainController パラメーターの後にそのサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を追加します。次に例を示します。

-DomainController "atl-dc-001.litwareinc.com"

External

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

外部ユーザーがグループ拡張を使用できることを確認できます。

Force

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンド実行中に発生する可能性のある、致命的ではないすべてのエラー メッセージを表示しないようにします。

OutLoggerVariable

省略可能

System.String

コマンドレットを実行した結果の詳細な出力が、指定された変数に保存されます。この変数には、出力を HTML あるいは XML ファイルに保存する目的で使用する ToHTML と ToXML のペアのメソッドが含まれます。

出力を $TestOutput という名前のロガー変数に格納するには、次の構文を使用します。

-OutLoggerVariable TestOutput

注: 変数名の指定時には、先頭に $ 文字を付けないでください。ロガー変数に格納された情報を HTML ファイルに保存するには、次のようなコマンドを使用します。

$TestOutput.ToHTML() > C:\Logs\TestOutput.html

ロガー変数に格納された情報を XML ファイルに保存するには、次のようなコマンドを使用します。

$TestOutput.ToXML() > C:\Logs\TestOutput.xml

OutVerboseVariable

省略可能

System.String

コマンドレットを実行した結果の詳細な出力が、指定された変数に保存されます。たとえば、$TestOutput という名前の変数に出力を保存するには、次の構文を使用します。

-OutVerboseVariable TestOutput

変数名を指定するときは、先頭に $ 記号を使用しないでください。

RegistrarPort

省略可能

System.Int32

レジストラー サービスが使用する SIP ポートです。レジストラーが既定のポート 5061 を使用する場合、このパラメーターは必要ありません。

UserSipAddress

省略可能

System.String

テストで使用されるユーザーの SIP アドレスです。このパラメーターを指定しないと、Test-CsGroupExpansion コマンドレットによる確認はログオン ユーザーのアカウントを使用して行われます。

WebCredential

省略可能

System.Management.Automation.PSCredential

場所情報サービスにアクセスするユーザー資格情報を含んだオブジェクトです。このオブジェクトは Get-Credential コマンドレットを呼び出し、該当する資格情報を指定することで取得できます。

このパラメーターは、TargetUri パラメーターと UserSipAddress パラメーターが指定されており、このコマンドレットを実行するコンピューターにサーバー証明書が存在しない場合に必須です。

入力の種類

なし。Test-CsGroupExpansion コマンドレットはパイプライン入力を受け付けません。

戻り値の種類

Test-CsGroupExpansion コマンドレットを実行すると、Microsoft.Rtc.SyntheticTransactions.TaskOutput オブジェクトのインスタンスが戻されます。

関連項目

その他のリソース

Test-CsAddressBookService
Test-CsAddressBookWebQuery