外部ユーザー アクセスの計画
トピックの最終更新日: 2010-12-22
組織でのほとんどの通信には、ファイアウォールの外側にいる人々が関与しています。 一時的または恒久的にオフサイトにいる従業員、顧客組織やパートナー組織の従業員、パブリック インスタント メッセージング (IM) サービスの利用者、会議やプレゼンテーションに招待した見込み顧客や見込みパートナーなどです。 このドキュメントでは、これらの人々を外部ユーザーと呼びます。
Microsoft Lync Server 2010 通信ソフトウェアを利用すると、組織内のユーザーは IM やプレゼンスを使用して外部ユーザーと通信したり、オフサイトの従業員やその他のタイプの外部ユーザーとの音声ビデオ (A/V) 会議や Web 会議に参加したりできます。 モバイル デバイスからの外部アクセスや、エンタープライズ VoIP を利用した外部アクセスもサポートできます。 組織のメンバーでない外部ユーザーは組織のイントラネットにログインせずに Lync Server 会議に参加できることから、外部ユーザーが組織の内部アカウントを持つ必要はありません。 そのため、外部ユーザーにとっての使いやすさとパフォーマンスが向上します。
組織のファイアウォールを横断する通信をサポートするために、Lync Server エッジ サーバーを境界ネットワーク (別名 DMZ、非武装地帯、およびスクリーン サブネット) に展開します。 エッジ サーバーでは、ファイアウォールの外側にいるユーザーが内部の Lync Server 展開に接続する方法が制御されます。 ファイアウォールの内側から発信された外部ユーザーへの通信も制御します。
要件に応じて、1 つまたは複数の場所に、1 つまたは複数のエッジ サーバーを展開できます。 このセクションでは、Lync Server の外部ユーザー アクセスと、エッジ トポロジの計画方法について説明します。
注: |
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エッジ サーバーでは、エンタープライズ VoIP と Microsoft Lync 2010 Mobile を利用した外部ユーザー アクセスがサポートされている必要がありますが、このセクションでは、IM、プレゼンス、音声ビデオ会議、および Web 会議のサポートに絞って説明します。 エンタープライズ VoIP のサポートの詳細については、「計画」のドキュメントの「エンタープライズ VoIP の計画」を参照してください。 |